こんにちは、ファイブスターコーポレーションです。
先日、沖縄本島北部のテーマパーク「JUNGLIA(ジャングリア)」が2025年7月25日に正式にオープンすると発表されました。
JUNGLIA(ジャングリア)は広さは60ヘクタールと、ディズニーやUSJを超えるスケールを持つ大型テーマパークです。
絶滅したはずの恐竜が目の前に現れ、最凶の肉食恐竜T-REXが突然襲いかかってくる興奮を体験できる「ダイナソー サファリ」や、約20mの高さから放り出される「バンジーグライダー」など、22のアトラクションが楽しめます。さらに、飲食店やスパ施設も完備しています。
この誕生により、沖縄の観光業、特にホテル・宿泊ビジネスに大きな影響を与えることが期待されます。
本日はJUNGLIA(ジャングリア)オープンでどのようなことが起きるか、予測していきたいと思います。
記事の目次
【1】JUNGLIA(ジャングリア)による経済効果は?
まず、JUNGLIA(ジャングリア)による経済効果は開園後15年間で約6兆8,080億100万円と予測されています。
※「宮本勝浩 関西大学名誉教授および大阪府立大学 王秀芳客員研究員による試算」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000167.000013058.html
すでにチケット販売が始まっていて、国内在住者は6,930円、国外在住者は8,800円と二部料金制を採用しています。
国外客のチケットは国内客より高めの価格ですが、開業後4~5年で訪日客を全体の約半数にする目標を掲げています。
【2】JUNGLIA(ジャングリア)開業で沖縄の宿泊需要はどう変わる?
沖縄県の観光データによると、2024年の平均宿泊数は以下の通りです。
7~9月:国内客 3.40泊 / 訪日客 4.17泊
国内客でも2.84泊~3.40泊となっていますが、JUNGLIA(ジャングリア)という新たなテーマパークの誕生で、沖縄で遊ぶ選択肢が増え、旅行者の滞在日数が延びる可能性が高まってきます。
また、沖縄といえば「海」が最大の魅力ですが、自然は天候の影響を受けやすく、冬場は気温が下がり海に入る事も難しくなってきます。
しかし、JUNGLIA(ジャングリア)ができることにより、海に入れない時期も楽しめる選択肢が増え年間を通じた集客を見込めることが高まります。
新しい観光スポット「JUNGLIA(ジャングリア)」の誕生は、滞在日数の増加や、海に入れない閑散期の集客課題の解決になるのではないでしょうか。
【3】交通の課題は?
現在の情報では、JUNGLIA(ジャングリア)へは車や公共交通機関(バス、フェリー、高速船など)でのアクセスが可能で、一部の提携ホテルからシャトルバスの運行も予定されています。
しかし、2025年2月5日(水)時点では、提携ホテルの詳細は未発表であり、パークの駐車場規模についても不明な点が多い状況です。
沖縄は車社会であり、多くの観光客がレンタカーを利用するため、十分な駐車スペースの確保も重要になります。
USJの公式駐車場は約2,800台を収容できますが、JUNGLIA(ジャングリア)でも同等規模の駐車場収容台数が必要になってくるのではないかと思います。
【4】宿泊施設が対応すべきことや課題は?
既に、夏の販売を行っている施設様も多いのではないでしょうか?
沖縄の夏は一年のうちに一番予約や販売価格が高くなると言っても良い時期です。夏の販売価格は適正でしょうか?近隣の施設の状況や、動きは把握しておきたいですよね。
また、昨年上げたブログ「2024年の宿泊業界を振り返る」でも取り上げましたが、宿泊業界の人手不足は深刻化しています。
JUNGLIA(ジャングリア)のオープンで沖縄観光が賑わい旅行者が増えても、対応する人材が足りないとなると困ったものです。
人手不足が進む中で、無人チェックイン機の導入を行ったり、省人化に切り替える施設様も増えてきました。
弊社でも、無人/省人チェックインシステムの導入サポートや整備を行っております。
無人/省人システムを検討中の施設様、少しでもご興味がある施設様は、お気軽に弊社までご相談ください。
【5】さいごに
沖縄観光の成長は宿泊施設にとっても「成長のチャンス」です。
しっかりとした販売戦略を立てることで、新たな需要を取り込み、売上向上につなげることができます。
「でも、具体的にどうすればいいの?」
そんな宿泊施設の皆様に寄り添って、販売戦略の最適化やプラン開発のサポートを行っています。
沖縄観光が盛り上がる今、最適な販売戦略を一緒に考えていきましょう。
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。