こんにちは、ファイブスターコーポレーションです。
旅行業界が再び活気を取り戻しつつある今、「どうすれば、より多くの旅行者に自分たちの宿を選んでもらえるのか?」と頭を悩ませている宿泊施設の方も多いのではないでしょうか。
近年では、「NEWT(ニュート)」や「KKday(ケーケーデイ)」といった新しい旅行サービスが、旅好きの間で注目を集めています。
どちらも若年層やインバウンド旅行者から人気を集めているプラットフォームであり、宿泊施設にとっては 新たな集客チャネル として期待が高まっています。
今回は、そんな「NEWT」と「KKday」について、それぞれの特徴と強みをわかりやすくご紹介します。
【1】NEWT(ニュート)とは?
NEWT は、株式会社令和トラベルが運営する旅行予約アプリ/オンライン旅行プラットフォームです。
「あたらしい旅行を、デザインする」をミッションに掲げ、アプリ中心の新世代旅行予約サービスとして、“かしこく・おトクに旅を楽しむ”仕組みを提供しています。
2022年に海外旅行専門の予約アプリとしてスタートし、わずか3年でユーザー数を急拡大。
そして2025年からは、これまでの海外ツアー・航空券に加え、国内宿泊予約サービスにも本格的に進出しました。
これにより、NEWTは海外旅行にとどまらず、国内のホテル・旅館にとっても新たな集客チャネルとして注目を集めています。
従来のOTAとは異なり、NEWTはアプリ中心の直感的に使いやすいデザインを採用しており、旅行の検索から予約までがスムーズに完結できる設計を特徴としています。
特にデジタルネイティブ世代(20~30代)の利用者が多く、検索・予約・決済をシームレスに行える点が強みです。
また、旅行者の体験価値を高めるため、「旅行コンシェルジュ」サービスや、修学旅⾏・企業の研修旅⾏などのグループトラベルなど多様なサービスを展開しており、NEWTは今、単なる予約サイトにとどまらない、旅そのものの体験をデザインする新しい旅行プラットフォームとして進化を続けています。

【2】NEWTの強みとホテル掲載のメリット
(1)若年層・新規顧客へのリーチ
NEWTの最大の特徴は、スマートフォンアプリを中心とした若年層ユーザーです。
SNSや口コミを活用して情報収集する20~30代にとって、直感的に操作できるNEWTは「旅行の入口」として自然に使いやすいプラットフォームであり、宿泊施設にとっては新しい層へのアプローチが可能です。
(2)宿泊+航空券の一体販売
NEWTでは、宿泊単体だけでなく、「航空券+宿泊」のセット販売も行っています。
旅行者はワンストップで旅全体を予約でき、宿泊施設はツアー商品としての露出機会を得られます。
さらに、航空券(出発日・航空会社・時間帯)、宿泊施設(ホテル・部屋タイプ・日数)、オプション(レンタカー・体験・送迎など)を自由に組み合わせられる動的パッケージへの対応も進んでおり、今後、より柔軟な販売が期待できます。
(3)高付加価値型の旅行提案
NEWTには、旅行者に最適な宿泊・レストラン・体験を提案する「プレミアムコンシェルジュ」があります。
体験型宿泊やラグジュアリー志向の施設との相性が良く、他OTAでは訴求しにくい“ストーリー性のある宿泊体験”を打ち出せる点が強みです。
(4)キャンペーンによる高い集客力
アプリ内では定期的に「たびガチャ」などの大規模キャンペーンを実施。
数億円規模のポイント配布などで話題性を生み、短期間で多くのユーザー流入を実現しています。
宿泊施設は、この高い集客力を活かし、キャンペーン期間中の露出や特集掲載を通じて、認知向上や集客増加を図ることが可能です。
(5)国内外をつなぐ成長ポテンシャル
NEWTは、海外旅行事業で培ったノウハウを活かし、国内宿泊領域やインバウンド市場へも事業を拡大しています。
将来的には、海外ユーザーがNEWTを通じて日本国内の宿泊施設を予約する動線が形成される見込みで、インバウンド需要の新たな販路としても期待されています。
NEWTは、アプリ中心の新世代旅行予約サービスとして、若年層へのリーチやパッケージ販売、プレミアム提案などを通じて、宿泊施設に新たな集客機会を提供できる点が強みです。
また、SNS映えを重視するユーザーへのアプローチも可能で、有力な集客チャネルとして期待できます。
【3】KKday(ケーケーデイ)とは?
KKday(ケーケーデイ)は、旅行に関するアクティビティ・現地ツアー・交通・チケットなどを扱う台湾発の旅行予約プラットフォームです。
2014年の設立以来、世界92カ国550都市以上で約30万件の旅行商品を展開。
月間アクティブユーザーは1,000万人、アプリダウンロード数は550万人を超え、アジア最大級の「旅の体験プラットフォーム」として成長を続けています。
一般的な宿泊予約サイトとは異なり、KKdayは「ホテル予約」と「現地アクティビティ(ツアー・交通・チケットなど)」を組み合わせた販売モデルを採用している点が大きな特徴です。
この“体験連動型”の販売モデルにより、旅行者は滞在中の過ごし方を含めたトータルな旅の計画を立てやすく、ホテルにとっても新たな販売チャネルとして注目されています。

【4】KKdayの強みとホテル掲載のメリット
(1)アジア市場への強力なリーチ
KKdayは、台湾・香港・韓国などアジア主要国に現地拠点を持ち、17言語・17通貨対応というグローバルな体制を整えています。
特に東アジア・東南アジア圏におけるブランド認知度と送客力は高く、アジアFIT層(個人旅行者)に直接アプローチできる点が最大の強みです。
インバウンド需要が再び高まる今、アジア圏からの集客を強化したい宿泊施設にとって、有力な販売チャネルとなるでしょう。
(2)宿泊×アクティビティの相乗効果
KKday最大の特徴は、「宿泊+体験」をセットにしたバンドル販売モデル。
ホテル宿泊に加え、現地ツアーや交通チケット、観光体験などを一括予約できる仕組みを提供しています。
このモデルにより、滞在期間の長い旅行者や旅の質を重視する顧客層への訴求力が高まり、客単価の向上や長期滞在客の獲得にもつながります。
“宿泊×体験”という販売スタイルは、旅行者にとって「泊まるだけでなく、どう過ごすか」までを提案できるOTAとして差別化が図れます。
(3)簡単掲載&国内システムとの連携
KKdayでは、ホテル側での複雑なページ作成は不要。
必要なホテル情報を提供するだけで、すぐにプラットフォーム上で販売を開始できます。
さらに、国内主要サイトコントローラー(TLリンカーン・ねっぱん・手間いらず・らく通)との連携も順次対応しており、共通在庫を利用しての販売が可能です。
(4)プロモーション支援と安心のサポート体制
Kkdayでは定期的にプロモーション活動を行っており、パートナーとしてホテルの特集やキャンペーンに参加することが可能です。
また、専任のサポートチームが掲載・販売に関する疑問に迅速に対応しており、安心して運用できる体制が整っています。
アクティビティ予約を中心に発展してきたKKdayは、現在では宿泊予約事業にも本格参入し、アジア市場に強い総合OTAとして注目を集めています。
特に「宿泊×体験」の組み合わせによる販売モデルは、他OTAにはない差別化ポイントであり、インバウンド需要が再び高まる今こそ、有力な集客チャネルとなるでしょう。
【5】おわりに
今回は「NEWT」と「KKday」について、それぞれの特徴と強みをご紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか。
今後、訪日需要が再拡大していく中で、ホテルがこうした新興OTAに参入していくかが、新たな集客チャンスの鍵となるでしょう。
それぞれの特性を理解し、自社のターゲット層や販売戦略に合わせて最適なチャネルを選ぶことが重要です。
弊社ファイブスターコーポレーションでは、各OTA・インバウンド市場の動向を踏まえ、施設様に最適な集客戦略をご提案していますのでどうぞお気軽にご相談ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。





