【最新版】便利な呪文「エイブルベーカー」

こんにちは、ファイブスターコーポレーションです。
皆さんは「エイブルべーカー」という言葉をご存知でしょうか?
今回は旅行業界で問い合わせの時に使われる「エイブルべーカー」(アルファベットの読み方/コード)をご紹介いたします。

【1】エイブルべーカーとは


エイブルべーカーとは主に旅行会社や航空会社で働いているスタッフが使用する独特なアルファベットの読み方となります。

例えば電話対応の際、自分の漢字名をお客様へお伝えする時簡単な漢字の単語を繋げて双方の認識に間違いがないように確認を行う場合があります。
こちらのアルファベット版と言えば分かりやすいのではないでしょうか?

エイブルベーカーに関しては生活の中ではもちろんのこと、ホテルで働いていてもなかなか馴染みのないコードだと思います。

しかし、覚えておくことで旅行会社から発行される複雑な予約番号や、名前のアルファベットを正確に認識することができる為、電話の時間短縮および大きなトラブルやミスを防ぐことができる「便利な呪文」といえるでしょう。

【2】日本の旅行業界で使われるエイブルベーカー

日本では主に「エイブルベーカー」のアルファベットコードが使用されており、お客様=航空会社=ホテルで名前や英数混合の予約番号にスペルミスがないように使われています。

通常、名前のアルファベットが1文字でも間違えて認識されてしまうと、予約した飛行機に搭乗できない、ホテルに宿泊できない、名前の再確認に時間がかかるなど、お客様に迷惑をかけてしまう為、内容の正確性が求められます。

ただ、すべてのアルファベットを置き換えしてしまうと莫大な時間がかかってしまう為、読みが一緒でスペルが異なる単語だけを置き換える等柔軟な対応が良いでしょう。

次の表が「エイブルベーカー」の一覧です。

【3】実践!エイブルベーカーの使い方

旅行業で働く皆さまにとっては海外のお客さまからの問い合わせに対して間違いが無いように、確認のためにお伺いする機会があるかと思います。

以下にそのようなシチュエーションの使用例をご紹介いたします。

シチュエーション1:海外からのお客様のお名前を確認したい

施設: “Can you please confirm your last name for me?”
(「あなたの姓を教えてもらえますか?」)

お客様: “Certainly, it’s Smith.”
(「もちろんです。Smithです。」)

施設: “Great, and could you spell that out for me, starting with the first letter?”
(「ありがとうございます、最初の文字からスペルアウトしていただけますか?」)

お客様: “Sure, that’s Sugar, Mike, Item, Tiger, How.”
(「もちろん、それはSugar, Mike, Item, Tiger, Howです。」)
※ここでアルファベット表現のSエス,Mエム,Iアイ,Tティー,Hエイチ.と回答されることもございます。

シチュエーション2:GやZのように聞き分けの難しいアルファベットを確認したい 

パターン①
施設: “Can you spell out the first letter ‘G’ for me, please?”
(「最初の文字 ‘G’ を教えてもらえますか?」)

お客様: “Certainly, that’s Golf.”
(「もちろん、それはGolfです。」)

パターン②
施設:”I’m sorry, could you please clarify if that’s ‘G’ for Golf or ‘Z’ for Zulu?”
(「申し訳ありませんが、それは ‘G’ 、GolfのG、それとも ‘Z’ 、ZuluのZでしょうか?」)

お客様: “Oh, that’s Golf.”
(「あぁ、それはGolfのGだよ。」)

【4】世界的に使われる「フォットネスコード」

主に日本で使われているエイブルベーカーと異なり、欧文通話表の中でも北大西洋条約機構(NATO)が定めた通話表となります。無線通話などにおいて重要な文字・数字の組み合わせを正確に伝達するため、NATOによってラテン文字の通話規則を定めたコードとなります。

世界的に使用されているのはフィットネスコードとなる為、エイブルベーカーと合わせて覚えておくと国内外関係なく柔軟に対応が可能となります。
※通話表として便利なため現在はNATOと関連がない組織でも使用されている
<ウィキペディア(Wikipedia)引用>

次の表が「フォットネスコード」の一覧です。
フォットネスコードも使用方法はエイブルベーカーと同様、前述のSmithさんの例をとると、
“I’m SMITH. That’s Sierra, Mike, India, Tango, Hotel.” となりますね。

【5】さいごに

今回ご紹介させて頂いたアルファベットコードは、旅行業界で幅広く使える便利なコードとなりますのでこの機会に少しでもご興味を持って頂けますと幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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