【2025年版】海外の祝日カレンダーでインバウンドを攻略!

こんにちは、ファイブスターコーポレーションです。
近年、インバウンド需要の増加により、リードタイムも徐々に長くなってきております。
それに伴い、先々の予約も取り込めるよう、1年先まで在庫・料金を登録している施設様も増えてきたのではないでしょうか。
その中で、海外の祝日をしっかりと把握し、価格設定に活かせていますか?
今回は、2025年度の主要国の祝日をまとめ、今後の販売戦略に役立てるためのヒントをご紹介します。

【1】訪日外客数の推移

ここ数年で訪日外客数は力強い回復を見せ、2024年にはついにコロナ前の2019年を上回り、過去最高を記録しました。
その勢いは2025年に入っても継続しており、インバウンド市場は今後ますます拡大が見込まれます。

以下のグラフは、2024年の訪日外客数を国別で見たデータになります。
このデータからも分かるように、訪日旅行者の約66%は東アジア圏(韓国・中国・台湾・香港)から訪れており、特にこの4か国の動向を抑えることが非常に重要です。
それぞれの国や地域の祝日スケジュールに合わせて、プロモーションや料金調整を行うことで、高単価かつ長期滞在の予約を獲得するチャンスが広がります。

出典:「日本政府観光局(JNTO)」

【2】なぜ海外の祝日を把握するべきなのか?

海外では、祝日がまとまった連休(大型連休)になるケースが多く、この期間に海外旅行を計画する人が多くなります。

例えば…
・中国:春節や国慶節は1週間以上の大型連休となり、毎年旅行需要が一気に高まります。
・韓国/台湾:旧正月や秋夕・中秋節など、旧暦の祝日を中心に家族での帰省や旅行が活発化。
・欧米豪:イースター(復活祭)や夏季バケーションなど、長期休暇が取りやすく、まとまった休みに合わせて日本を含む海外旅行に出かける傾向があります。

つまり、「海外の祝日=売れるタイミング」と言えます。
こうした連休期間中は、旅行需要が通常よりも大きく高まるため、訪日旅行の“予約が入りやすい”絶好のタイミングになります。
多くの旅行者が休暇を見越して数ヶ月前から旅行の計画を立て始めるため、この時期に向けて早期にプランを出し、需要に合わせた料金設定をしておくことで、高単価・長期滞在の予約が獲得しやすくなるのです。

【3】2025年度版|海外の大型連休はいつ?

それでは海外における2025年度の主な大型連休をご紹介していきます。

■ イースター|2025年4月20日(日)
連休期間:2025年4月18日(金)~4月21日(月)|最大4連休

キリスト教圏の多くの国で祝われる「イースター(復活祭)」は、イエス・キリストの復活を記念する重要な祝日です。
イースターに伴う祝日は、国によって異なりますが、多くの国ではイースターの日の前後が祝日になり、3~4日間の連休になります。

この時期は春の行楽シーズンとも重なるため、ヨーロッパやオセアニア方面では旅行・観光の需要が非常に高まる傾向にあります。

■ 韓国:秋夕(チュソク)|2025年10月6日(月)
連休期間:10月3日(金)~10月9日(木)|最大7連休

秋夕(チュソク)は、旧正月と並ぶ韓国の代表的な祝日です。
収穫感謝祭とも呼ばれ、収穫への感謝を表す祝日で、家族が集まり、先祖の墓参りをするのが習慣です。

通常、秋夕の前後1日を含む3日間(2025年は10月5日〜7日)が法定祝日ですが、
2025年は、10月3日の「開天節」から、10月9日の「ハングルの日」まで祝日が続くことで、7連休となります。

さらに、10月10日(金)を年次有給休暇で取得すれば、最大10連休も可能に。
韓国では2017年にも同様のケースがあり、当時は10月2日を臨時公休日に指定し、10連休が実現しました。
そのため、2025年も10月10日が臨時公休日となる可能性があり、注目されています。

■ 中国:国慶節(建国記念日)|2025年10月1日(水)
連休期間:10月1日(水)~10月8日(水)|中秋節と合わせて8連休

中国における国慶節は、建国記念日として盛大に祝われる祝日で、春節と並ぶ二大連休の一つです。
本来は法定3連休ですが、前後の週末と振替出勤を組み合わせて例年7連休となり、多くの人が旅行や帰省をします。

2025年は、旧暦8月15日にあたる中秋節が重なることで、8連休となります。
この時期は「黄金周」とも呼ばれる1週間の長期休暇の始まりであり、中国国内外への旅行需要が非常に高まります。

■ 春節(旧正月)|2026年2月17日(火)
対象国:中国、香港、台湾、韓国など
想定連休期間(中国本土):2026年2月14日(土)〜2月20日(金)|最大7連休
※国務院より2025年12月頃の発表見込み

中華圏で最も重要な祝日がこの「春節(旧正月)」です。
実は旧正月は、中国・香港・台湾をはじめ、韓国、北朝鮮、ベトナム、シンガポール、マレーシアなど、アジアの多くの国や地域で「国の祝日」として定められています。
そのため、春節の一週間前後は、訪日外国人観光客の大きな流入が見込まれますので、宿泊施設や観光業関係者の皆様は特にご注意ください。

ちなみに・・・
タイの旧正月は上記国と異なり、2025年4月13日(日)~15日(火)となります。
■連休期間:4月12日(土)~16日(水)|最大5連休
もともとはタイの伝統的な太陽暦に基づく新年の祭りでしたが、近年は日付が固定され、毎年4月13日〜15日の3日間が祝日となっています。

【4】日付が変動する祝日には注意

旧暦に基づく祝日は、毎年日付が異なるため注意が必要です。
前年のスケジュールを参考に販売計画を立てたり、価格設定を行ってしまうと、
「知らない間に需要期を逃していた」というケースも起こりかねません。

参考:
・秋夕(チュソク):2024年9月17日 → 2025年10月6日
・春節(旧正月) :2025年1月29日 → 2026年2月17日

特に春節は年によって1月下旬〜2月下旬まで幅があるため、日付の確認を怠ると、販促のタイミングを誤りやすくなります。
各国の祝日は、毎年しっかりと日付を確認し、それに応じた価格設定や在庫調整を行いましょう。

【5】おわりに

ここ最近、日本の観光業界ではインバウンド需要が着実に回復・拡大しており、2025年もその傾向が継続すると予想されています。
特にアジア圏からの旅行者は、各国の大型連休に合わせて来日するケースが多く、休暇シーズンと需要の波が連動する傾向が顕著になっています。

また、海外の祝日は国によって日付が変動するものも多く、過去のスケジュールをもとに価格設定をしてしまうと、
「気づいたら予約が埋まっていた」「高単価で販売できるタイミングを逃した」といった機会損失に繋がる恐れもあります。

特に、
・韓国の秋夕(チュソク)
・中国の国慶節
・春節(旧正月)

といったタイミングは、訪日需要が非常に高まるハイシーズンです。

今後はこうした海外の連休をしっかりと把握し、タイムリーに価格調整や販促を行うことが競争力の鍵になります。
弊社では、こうした国内外の需要動向を踏まえた価格戦略や在庫調整のご提案を通じて、皆さまの販売機会の最大化をサポートしております。
「この日程、対策は必要?」「価格はどう設定すべき?」など、気になることがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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