前回のブログで秋の沖縄の楽しみ方をまとめてみましたが、今回も続きます!
10月は更に過ごしやすい気候になる上に、大きなイベントが盛りだくさんなのです!
10月の沖縄は日差しがぐっと弱まり、紫外線の量も夏の約半分になります。
降水量も少ないため晴れの日が多く、観光にぴったりです!
心配なのは台風ですが、例年10月は沖縄への台風接近数は7月~9月に比べると少なく、また10月に発生する台風は勢力が比較的弱いそうです。
10月に沖縄で開催されるイベントを紹介していきます。
第49回 那覇大綱挽まつり
10月12日(土)~14日(月)
初日である12日は国際通りで市民演芸・民族伝統芸能パレードはこども会、エイサーサークルなど多くの市民団体が参加して盛り上げます。
パレードの後は旗頭演舞、エイサー演舞、獅子舞、創作エイサーなどさまざまな演目で観客を魅了します。
※この日は国際通りが交通規制されるため注意が必要です。
13日は国際通りで旗頭行列(うふんなすねーい)が行われます。
旗頭とは村々の繁栄を願って製作され、大綱挽を応援する旗です。
この旗頭を持つ「はたもち」は「ちゅらばた」(旗頭を見事に躍動させること)を競います。
太鼓、鉦子、ぶら(ほら貝)が、独特の調子で演奏しながら行進する様子は圧巻です。
国道58号線では大綱挽も行われます。1995年ギネスブックによって「世界一のわら綱」と認定され、那覇大綱挽は今や世界一の綱挽です。
この大きな綱には280もの手綱が付いていて、誰でも綱挽に参加することができます!
人々の熱気と迫力、400年以上の歴史を感じてみてください!
※この日は国際通りと国道58号が交通規制されます。
12日~14日は奥武山総合運動公園で RBC市民フェスティバル&オリオンビアパラダイスというお祭りも開催されます。
第34回全島獅子舞フェスティバル
10月13日(日)
うるま市安慶名闘牛場
このお祭りは民俗芸能である獅子舞の保存・継承・発展を目的としています。
県内6つの獅子舞団体が悪霊を祓い、五穀豊穣を願ってそれぞれ特色のある獅子舞をダイナッミックに披露し、観客を魅了します。
ふさふさの毛に覆われた獅子舞が本当に生きているかのように舞う姿は他の地域では見られないものなので、ぜひ見に行ってみてほしいです!
宮古島のパーントゥ
旧暦9月上旬 ※直前まで詳しい日程は公表されないそうです!
2017年は10月25日・26日、2018年は10月8日・9日に開催されました。
宮古島で開催される伝統行事で、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
正式名称は「パーントゥ・プナハ」、宮古の方言でパーントゥは「鬼や妖怪」、プナハは「悪霊払いの祈願のお祭り」という意味だそうです。
3匹(?)のパーントゥは仮面をつけて全身に泥を塗り、シイノキカズラの蔓草を巻き付けた厄払いの神様で、泥を塗りつけることで新築の家のお祓いや無病息災を祈願します。
観光客やレンタカーにも容赦なく泥を塗りつけます。
最後に3匹のパーントゥは暗闇の海に入り、全身にまとった植物を脱ぎ、身体と仮面を洗って清め、人間に戻るそうです。
おもしろいですね!
ぜひ宮古島まで足を運んでこの宮古の伝統文化を堪能されてみてはいかがでしょうか?
この泥はかなり強烈なにおいがするらしいので、汚れてもいい服装で参加することをおすすめします(^^)/
うるま祭り
10月19日(土)・20日(日)
メイン会場:うるま市具志川総合運動公園
闘牛大会:うるま市石川多目的ドーム
うるま市の名物である闘牛大会をはじめ、獅子舞やエイサーなどを見ることができます。
闘牛大会では牛がツノとツノをつきあわせて闘い、迫力満点です!
首里城祭「琉球王朝絵巻行列」
10月27日
琉球王朝絵巻行列は、秋頃に首里城で行われる首里城祭の大事なイベントのひとつで、琉球王国の華やかな光景が一大絵巻行列として再現され、那覇国際通りに総勢700の参加者がずらりと列をつくります。
公募から選ばれた琉球国王や王妃をはじめ、中国皇帝使節団「冊封使」に伝統芸能団が続きます。
パレードの参加者の衣装は華やかでとても美しく、古典音楽とともにきらびやかな行列が進む姿を見ていると、琉球王朝時代にタイムスリップしたような気分が味わえます。
こちらで取り上げたイベントはごく一部ですが、10月は沖縄の歴史や文化、芸能を存分に味わうことができるイベントが多く開催されます。
10月の沖縄旅行は、観光地巡りや海水浴、ショッピングだけではなく、ぜひ気になるイベントに参加してみて沖縄特有の伝統や文化、更には琉球王朝文化を肌で感じ、他では味わえないひとあじ違った経験をしてみてはいかがでしょうか。