皆さんこんにちは。
今回は便利なテキスト入力支援ツール「ペースター」を紹介したいと思います。
【ペースターとは】
「ペースター」はクリップボードの履歴や挨拶などの定型文などをキャレット位置に
簡単に貼り付けられるテキスト入力支援ツールです。
よくメールやチャットを書く方や、コーダーさんなどの毎日の定型業務を軽減する
便利ツールとして人気があります。
自分も長く愛用していましたが、Windows7以降から使えなくなったり、
3-4年前あたりに公開が停止され、入手不可になり、しばらく使わない時期がありましたが、
つい最近ふとペースターのことを思い出し検索してみると
今年(2019年)3月ごろから復活していました!
Ver7.00からはWinodows8以降が動作対象となり、
使い始めた当初はシェアウェアでしたが、今はドネーションウェアになっています。
【ペースターはどうやって使うの? その1】
大きく分け2つの機能があり、1つはあらかじめ登録しておいた定型文や、住所、
メールアドレス、電話番号、HTMLタグなどを貼り付ける「カスタムメニュー」。
もう一つは、クリップボードの履歴から貼り付ける「スタックメニュー」があります。
ダイアログの呼び出しも簡単で、カスタムメニューを呼び出したい場合はshiftを素早く2回押し、
スタックメニューはctrlを素早く2回押しで呼び出すことができます。
こちらが、カスタムメニュー。
デフォルトだけでもたくさんの機能がありますが、
自分が使いやすいようにカスタマイズすることも可能です。
こちらが、スタックメニュー。
クリップボードの履歴を張り付けることができる。
100件近くの履歴が保存されますが、最新の10件が表示されます。
【ペースターはどうやって使うの? その2】
自分の場合、コーディング時によくペースターを使用するので、
「テキスト修飾」機能をカスタマイズしたものを使っています。
今回は、グローバルメニューや箇条書きテキストを想定して
HTMLの<ul></li>と<a href=””>タグで囲む方法を紹介します。
テキストを書き、タグで囲みたい範囲を選択します。
テキストを選択したら、shiftキーを素早く2回押しで「カスタムメニュー」ダイアログを呼び出し、
使いたいタグ(<li><a>*</a></li>)を選択します。
表示されているカスタムメニューダイアログは事前にカスタマイズしたものです。
デフォルトにあるメニューの中で使わないものは外し、よく使うものだけ残しカスタムしています。
すると、選択した範囲がタグで囲まれました。 これらを<ul>タグで挟まないといけないですね。
続いて<ul>タグの設置。最初の<li>から最後の</li>までを選択し、shiftキーをトントン2回押し。
表示されたダイアログの中から<ul></ul>を選択
すると選択範囲全体が<ul>タグで囲まれました。
後は、必要に応じて、リンク先やclassなどを編集すればいいですね。
いかがでしたか?
このように「カスタムメニュー」では、表示させたいテキストを予め登録しておけば
いつでも呼び出すことができ入力を軽減してくれるので
あいさつなどの定型文、日付、絵文字、連番表示などを頻繁に使用する方や
定型業務をされてる方にもオススメです。
今では似たような機能をもつツールやテキストエディタが多く存在していますが、
自分にとってペースターはテキスト拡張機能ツールの先駆け的存在で、
使い慣れていたことと、今年から復活したことを機にまた使っていきたいと思います。