海ぶどう。ご存知のとおり沖縄の特産品です。
沖縄を訪れた際、普通に地上のビニルハウス内で養殖されているのを見たときは軽く笑いました。
今回のは個人的に割と衝撃的で、海ぶどうって実は単細胞(たった一個の細胞でできている)だったらしいんです…。
だって単細胞藻類ってアレとかアレじゃないですか…。
OISTの発表
先日海ぶどうのゲノム配列の解析を、OIST(沖縄科学技術大学院大学)が初めて成功したとのこと。
https://www.oist.jp/ja/news-center/press-releases/33757
粒ができにくかったりと発育不良があるようで、海藻などのゲノム解析からでは流用できず直接海ぶどうのゲノム解析を行った模様です。
海ぶどうが単細胞生物だと記事の中にしれっと書いてありますが、あの大きさと複雑な形をしながら単細胞生物なんだからそりゃ問題多いでしょうね。
単細胞生物
wiki
単細胞生物(たんさいぼうせいぶつ)とは、1個の細胞だけからできている生物のこと。
体が複数の細胞からできている多細胞生物に対する言葉である。
原核生物と、原生生物に多く、菌類の一部にもその例がある。
単細胞生物には寿命が無いと思われがちだが、接合による遺伝子交換をさせないよう注意深くゾウリムシを培養するとやはり死に至る。
そういえば、大きな単細胞生物といえば粘菌が有名です。
確か粘菌研究で日本人がイグノーベル賞貰ってます。
藻類
wiki
藻類(そうるい、 英語: algae)とは、酸素発生型光合成を行う生物のうち、主に地上に生息するコケ植物、シダ植物、種子植物を除いたものの総称である。
すなわち、真正細菌であるシアノバクテリア(藍藻)から、真核生物で単細胞生物であるもの(珪藻、黄緑藻、渦鞭毛藻など)及び多細胞生物である海藻類(紅藻、褐藻、緑藻)など、進化的に全く異なるグループを含む。
酸素非発生型光合成を行う硫黄細菌などの光合成細菌は藻類に含まれない。
大雑把に多細胞藻類と単細胞藻類があって、昆布やワカメなど海藻は多細胞藻類、単細胞藻類はバクテリアやミドリムシなど。
昆布やワカメと海ぶどうは同じようなものだと勝手に思っていましたが、アレとかアレの方が近いってことか…。