こんにちは、ファイブスターコーポレーションです。
私たちが拠点とする沖縄ではそろそろ梅雨の時期がやってきそうな天気が続いております。
梅雨時期は毎日雨が降り湿度も高く、気分が上がらないような季節とお考えの方も多くいらっしゃるかと思いますが、今回の投稿ではそんな悩みも少し晴れる?!
お役に立てる情報をご紹介したいと思います。
こらからの旅行を考える旅行者にとっても、お客様をお待ちしているホテル様にとっても意義のある内容になっておりますので是非最後までご覧ください。
はじめに「おきなわの梅雨について」
梅雨とは気象庁によると以下の通り解説されております。
『梅雨は、春から夏に移行する過程で、その前後の時期と比べて雨が多くなり、日照が少なくなる季節現象です。梅雨の入り明けには平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります』
実際に沖縄県の梅雨入りと梅雨明けの日程をまとめた表を見ると、梅雨入りの平均が5月10日ごろ、梅雨明けの平均が6月21日ごろとなっており、約40日の間が梅雨になることがうかがえます。
年 | 梅雨入り | 梅雨明け |
2015年 | 5月20日ごろ | 6月8日ごろ |
2016年 | 5月16日ごろ | 6月16日ごろ |
2017年 | 5月13日ごろ | 6月22日ごろ |
2018年 | 6月1日ごろ | 6月23日ごろ |
2019年 | 5月16日ごろ | 7月10日ごろ |
2020年 | 5月16日ごろ | 6月12日ごろ |
2021年 | 5月5日ごろ | 7月3日ごろ |
2022年 | 5月4日ごろ | 6月20日ごろ |
2023年 | 5月18日ごろ | 6月25日ごろ |
2024年 | 5月21日ごろ | 6月20日ごろ |
平年 | 5月10日ごろ | 6月21日ごろ |
出典:気象庁(https://www.data.jma.go.jp/cpd/baiu/kako_baiu01.html)
40日間も雨模様なのか、ジメジメしているのか。。それなら旅行を控えよう。そう考えることも納得できてしまう時期ですね。しかし、沖縄の梅雨にフォーカスを当てると、実際の沖縄の梅雨は、日本本土の梅雨と比べて、一日中雨が続くことが少なく、短時間で強い雨が降るスコールのような天候が多いのが特徴です。また、梅雨期間中でも晴れ間が見える日が多く、5月後半には海水温も上がってマリンスポーツも楽しめるといった十分に沖縄を満喫できるシーズンなのです!
それでは2025年の梅雨入りはいつになるのでしょうか。最新のニュースによりますと今年は例年に比べ遅く、5月下旬に梅雨入りする可能性が高まっているとされておるようです。
出典:テレビ朝日(https://news.yahoo.co.jp/articles/ae5f55a204f1e9e58ee1f11b2483f7476b40f6a0)
【1】正しい知識で賢く旅行
先述の通り、晴れ間が見え沖縄ならではのマリンスポーツも楽しめることもある沖縄の梅雨ですが、いざ旅行を考えるにあたって宿泊者としては何に留意すればよいでしょうか。
まずは宿泊者にフォーカスしたお話をさせていただきます。
現実として、いくら沖縄の梅雨は一日中雨が続くことが少なく晴れ間が見えることもあるとはいえ、天候が崩れる確率は高くなります。いざ天候が悪くなってしまうとせっかくの旅行も楽しめません。その結果多くの旅行者が旅行控えの傾向にあることはうなずけます。
逆を返せばその期間は航空機の搭乗率も相対的に低くなり、
航空券が他のシーズンと比較し割安になる傾向にあります。
また、近年航空会社では、航空券と同時にホテルも合わせて予約するダイナミックパッケージの料金設定に変更があり、予約日から登場日までの日数によって変動していた価格設定が、搭乗率・空席率に応じて価格調整がされるといった話もございますので、ホテルのみ、飛行機のみでのご予約の他、パッケージプランで旅程を立てることも一つ、賢い選択と考えます。
ここでは旅行者向けの説明となりましたが宿泊施設向けにパッケージプランのメリットデメリットをまとめた弊社ブログもございますので興味がありましたらそちらも併せてご確認ください。
弊社ブログ:『売上向上!ホテルのパッケージ予約がもたらすメリットとデメリットとは?』
航空会社の他、ホテルでは集客を図るために対策プランとして梅雨ならではの特典を付けたプランを販売するホテルも少なくありません。
例としては割引プランを提供する施設、駐車場無料特典を提供する施設、館内施設(スパやプールなど)の無料利用特典を提供する施設など、様々なプランが販売される時期でもありますので、
そのような梅雨限定プランを探すのもお得に宿泊ができるスキルと言えます。
その他、梅雨時期の楽しみ方としては意外に思われるかもしれませんがダイビングやシュノーケルなど、マリンスポーツは雨天時でも楽しむことができます。
カンカン照りの太陽の下、青く透き通った海を楽しむことは天候次第にはなってしまいますが、実は雨天時や雲天時のほうが海の青みが強まり、影も落ち着くことからサンゴや熱帯魚を楽しむことができるのです。
【2】梅雨割プラン・SEO対策のすすめ
続いて宿泊施設の対策についてのお話です。宿泊セールスご担当者様なら何をいまさらという内容になりますがご容赦いただければと存じます。
この記事の初めから申し上げている通り、旅行者はどうしても梅雨時期を避ける傾向にあります。そこでいかに魅力を発信するかが課題となります。
魅力は沖縄の魅力に限らず施設の魅力も含まれます。そこで具体的な魅力の例をご紹介します。
宿泊施設の魅力となるポイント
・空港から近い、駅から近い、観光地から近いなど、立地やアクセスの魅力
・お部屋が広い、清潔、映画が楽しめる、スパサービスを頼めるなど、
ホテルのお部屋での過ごし方に繋がる魅力
・朝食、ランチ、ディナーといった施設内レストランで提供されるメニューの魅力
・提携先(飲食店、観光施設、体験アクティビティ、駐車場など)サービスの魅力
このほか様々な魅力を各施設お持ちのことだと思いますが、果たして理解はできていてもうまく言語化することやサイトやプランにきちんと掲載できているでしょうか。
頭の中で理解するだけでなく、言語化し、スタッフ間でも共通の認識を持つことでホスピタリティの向上やホテルへの愛着や誇りを持つなど従業員の育成にも繋がることになると思いますので是非複数のスタッフで考えることをお勧めいたします。
そして今度は再認識した魅力をうまく発信することが必要です。発信の方法として、公式サイトでのブログ投稿やSNS運用をされているのでしたら各プラットフォームでの発信を行うのがいいでしょう。OTAでは楽天トラベルですと「宿ニュース」、じゃらんnetですと「お知らせ・ブログ」にて発信が可能になります。
その他OTAで販売するプランでの発信も有効な方法です。プランの名称や、説明文に魅力となるキーワードを盛り込むことで、例えばGoogle検索で「沖縄 梅雨 ホテル」「梅雨限定プラン」など検索した際に上位に掲載されることもございます。ひいてはSEO対策の一環としても活用できる内容になりますので、是非施設の魅力をプランに盛り込んでみてはいかがでしょうか。
※以下Googleより「沖縄 梅雨 ホテル」での検索結果。
梅雨に関する発信をしているホテルが表示されることが伺えます。
【3】宿泊施設の対策
その他、宿泊施設の対策は何かできることがあるでしょうか。
天候の他、梅雨時期の課題は特に湿度対策だと考えます。
湿度が高いとジメジメしてだるくなる、となんとなくの認識を持たれる方も多くいらっしゃると思いますが、実際は明確な身体のSOSなのです。
湿度が高いと、身体の水分が空気中に逃げにくくなり、汗も蒸発しづらくなります。よって血流の悪化に繋がってしまい、ひいては体温調整がうまくできなくなり、疲れ・だるさ・頭痛といった健康被害に繋がるのです。また、人体への影響の他、カビの発生やダニやゴキブリといった害虫の発生など、衛生面でも影響が及ぼされます。
せっかくお越しいただいた宿泊者様が施設で体調を崩してしまった、部屋が匂う、部屋に虫が出た、となると、様々なトラブルや口コミへの影響も考えられますので、梅雨時期にはあらためてリネン管理・客室清掃の見直しや、館内の除湿・雨天時の対策が大切と考えます。
館内環境の改善は宿泊者だけでなく働くスタッフの健康にも直結しますので、このタイミングで働く環境の見直しも行ってみてはいかがでしょうか。
【4】さいごに
今回は梅雨時期の沖縄について、旅行者とホテル両者の視点から紹介いたしました。
この記事によって少しでも多くの方が明るくなることを願い、締めさせていただこうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。