こんにちは、ファイブスターコーポレーションです。
「シングル」「ダブル」「ツイン」「トリプル」「ファミリー」「スイート」
これらの言葉を聞くと、多くの方がホテルの客室を思い浮かべるのではないでしょうか。
例えば、「シングルルーム」と聞けば、一人用のシンプルな部屋を思い浮かべ、「スイートルーム」であれば、豪華な広めの部屋を想像することができるでしょう。
具体的な例を挙げてみましょう。
【禁煙】オーシャンビューツイン
この客室名を一目見ただけで、「海が見える、ベッドが2台の禁煙部屋」というイメージが湧いてきませんか?
お客様にとって、客室名はまさに最も基本的な情報となり、部屋を選ぶ際の大事な判断材料となるのです。
今回の記事ではホテルの客室名とグレードの違い、そしてOTAでの登録方法についてご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
【1】ホテル客室名とグレードの基本

【客室名:部屋の特徴を伝える重要な要素】
客室名をどのように付けるかによって、お客様がどの部屋を選ぶかの大きな判断材料となります。
客室名は、部屋の特徴や用途をわかりやすく伝えるため、非常に重要な要素です。
▼客室名一例
シングルルーム:一人用の部屋
ダブルルーム:2人用の部屋(ダブルベッドが1台)
ツインルーム:2人用の部屋(ベッドが2台)
トリプルルーム:3人用の部屋
ファミリールーム:家族向けに複数のベッドが配置された広めの部屋
スイートルーム:リビングエリアや複数のベッドルームがあり、広く豪華な部屋
これらの客室名から、ゲストは簡単に部屋の利用目的や快適さを想像することができ、予約時の選択にもつながります。
これらの客室名から、お客様は簡単に部屋の特徴を理解し、選択肢を絞り込むことができます。
【ロケーション情報の重要性:眺望・方角・フロア】
客室名に含めるべきもう一つの重要な要素がロケーション情報(眺望・方角・階数)です。
例えば、「オーシャンビュー」や「シティビュー」「高層階」などの情報があると、お客様は自分の希望に合った景観や環境を選びやすくなります。
特にリゾート地や都市型ホテルでは、このロケーションが客室選びの決め手となることも少なくありません。
ロケーション情報の一例:
オーシャンビュー:海が見える部屋
マウンテンビュー:山が見える部屋
シティビュー:市街地や夜景が見える部屋
リバービュー:川に面した部屋
ハイフロア: 高層階に位置する部屋で眺望に優れる
このように、客室名にロケーションを組み合わせることで、お客様が求める「景観」や「滞在環境」に応じた選択が可能になります。
【グレード:部屋の品質とサービスを示す指標】
一方、グレードは部屋の品質やサービス、設備の充実度に基づいて設定される評価のことです。
部屋の品質や設備の充実度によって分類され、お客様に提供するサービスの差を明確にします。
▼グレードの分類例
エコノミークラス(スタンダードルーム): シンプルで基本的な設備が整った部屋。価格はリーズナブル。
デラックスクラス: 少し広めで、豪華なアメニティやサービスが提供される部屋。料金は中程度。
エグゼクティブクラス: スイートに次ぐ広さ・高級感を持つ客室で、専用ラウンジや軽食・ドリンク提供などの特別なサービスが付帯していることが多い。
スイートクラス:広くて高級な部屋で、複数のベッドルームやリビングエリアが含まれる部屋。お部屋として最も高いグレード。
【2】客室登録の手順(国内OTA:楽天)
国内OTAの一例として、楽天での客室登録の流れをご紹介します。
①部屋タイプから新規作成で客室を設定していきます。
②客室情報を入力していきます。
今回はお試しで「【禁煙】オーシャンビューツイン」の客室を作っていきます。
客室名は楽天の場合は30文字以内でイメージできる客室名を入力していきましょう。
※客室名文字数は各OTAによって異なります。
③備考:客室の詳細を入力すると、お部屋の設備やアメニティなど細かい部分を伝えることができます。
④部屋条件:客室の条件を設定します。今回はツインルームなので●洋室の▼ツインと設定できます。
⑤絞り込み条件:客室の特徴をチェックすることで、客室名では伝わらない細かい部分を掲載できます。
⑥その他写真登録や必要な情報にチェックを入れて登録すると客室の完成となります。
⑦楽天でインバウンド販売をする場合、最後にインバウンドで表記されるインバウンド名称を確認しましょう。
これで国内OTA(楽天)の客室作成は完了です。
【3】客室登録の手順(海外OTA:Booking.com)
海外OTAの一例として、Booking.comでの客室登録の流れをご紹介します。
①宿泊施設タブから客室情報へ。「+新規客室の客室を作成」から客室を作成します。
②客室名をタブ一覧の中から客室タイプに近い選び客室名を選び決定します。
③ベッドの情報と台数を入力します。
④最後に定員を入力すると客室登録が完了します。
海外OTAは国内OTAとくらべ細かい詳細の設定ができないので注意が必要です。
【4】さいごに
いかがでしたでしょうか?
基本ではありますが、ホテルの客室名は単なる名称ではなくお客様が宿泊先を選ぶ際の重要な判断材料です。
また、グレードはその客室が持つサービスの質や価格帯を示す指標として、適切な料金設定や顧客満足度に大きく影響します。
本記事では主要な客室名とグレードについてご紹介しましたが、実際にはさらに多様なバリエーションや呼称が存在し、施設ごとに工夫や独自性も見られます。
近年では、一般的な分類にとどまらず、おしゃれでユニークな客室名を採用するホテルも増えており、差別化やブランディングの観点からも注目されています。
こうしたネーミングは、お客様にとって印象に残りやすく、予約の動機にもつながる要素です。
また、各OTAでの客室登録の際には、できる限り客室名や分類を統一しておくことがポイントです。
表記ゆれや表現の違いは、お客様にとっての混乱を招くだけでなく、現場スタッフにとっても運用上の負担となりかねません。
OTAごとに登録方法や入力項目が異なるため作業量が多くなる場合もあります。
弊社では、こうした客室登録業務や分類整理のサポートも承っております
まずはお気軽にお問合せください。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。