こんにちは、ファイブスターコーポレーションです。
今回は、最近クライアント様からよくご質問を受ける内容
「どうしてAgodaだけこんなに割引されているの?」
に対する解説も兼ねて、海外OTAの基本から再度振り返りを行わせていただきたいと思います。
最近ぐんとシェア率が高くなっている海外OTA。
国内OTAと違って、ユーザー画面そして管理画面の見方がよく分からない・・
という方も多くいらっしゃるはず。
しかし見慣れると、海外OTAの方が逆にシンプルで見やすかったりもします。
この記事で皆さまの疑問を解決に導く事が出来ます様に。
一緒に勉強しながら海外OTAマスターになりましょう!!
【1】はじめに
まずはじめに、「海外OTA」とは何の事を指すのか?
OTAとは:
Online Travel Agentの頭文字の略称で、オンライン上にある旅行代理店の事。
海外OTAとは:
OTAの中で海外の会社が経営しているOTAの事で、世界的に使用されているのでインバウンドの集客に強い。
海外OTAの中で多数の施設が参画している3つのサイトをご紹介いたします。
・Booking.com
・Expedia
・Agoda
最近テレビやSNSのCMで名前を耳にする機会も多いのではないでしょうか。
また、先ほど「インバウンドの集客に強い」と記載いたしましたが、
最近では日本人で海外OTAをご利用されている方も増えています。
世界中のホテルを検索する事が出来るので、面白いですよ!
是非それぞれのユーザー画面も一度ご覧になってみてください。
【2】Agodaユーザー画面の解説
そして今回は、最近色んなクライアント様からよくご質問を受けるAgodaユーザー画面の解説を行って参ります。
表題にもありますが、
「どうしてAgodaだけこんなに割引されているの?」
と聞かれる事もございます。
Agodaのユーザー画面で困惑している方が多いという事ですね・・!
では早速実際のユーザー画面を見てみましょう。
※弊社が運営しております”ニューノーマルホテルイン波の上”という施設の一例となります。
■施設名 ”ニューノーマルホテルイン波の上”
■宿泊日 ”2024.3/18~3/20”
■人数 ”1室大人2名” で検索した場合。
①この施設は2名で利用出来る客室が他にもありますが、お客様がこの日で検索した中で一番安い客室タイプがトップに表示されます。
\クライアント様が気になっている箇所/
②「今なら38%OFF」?
他のOTAではそんな割引率出していないけど、何故こんなに安くなっているの?
元の¥14,499って何の値段?過去にもこの日程でそんな高く出していた覚えはないけど・・
と思われる方も多くいらっしゃるかもしれません。
そこで¥14,499という数字にカーソルを合わせてみました。
見てお分かりになるかと思いますが、この¥14,499という料金は
過去一年間で販売されていた最も高い料金が表示されているんですね。
例えば特日のGWやお盆、年末年始などで販売されていた料金になっている可能性もあります。
ホテル側からすると、「今の時期にこんな割引はしていないけど・・?」と思われるかもしれませんが、
お客様側からすると、「すごくお得になっている!!」と思ってもらえる様な仕様となっています。
ただそれでも、他のOTAと比べて若干安いんだけど・・と思われるかもしれません。
その要因がこれです。
③「【長期滞在割引】 表示料金はすでに10%OFF」という表記は、他OTAと同様に2連泊割引がされているので問題ありません。
ただそこから更に「AGODASPONSORED」という割引で263 ¥ OFFされています。
この「AGODASPONSORED」とは、Agoda側が負担してくれる割引となっています!!!!
もう一度言います。
これは、Agoda側が負担してくれる割引となっています!!!!
この若干の割引で、他OTAより安くなっている場合が多いです。
また、この割引の種類は施設によっても異なりますし、日程やお客様によって出てくる金額も異なってきます。割引がされていない施設もあるかもしれません。
今度は¥8,918にカーソルを合わせてみます。
すると、今販売されている料金の詳細が出てきます。
もしこの販売額は何?という疑問を持った際は、いろんな所にカーソルを合わせてみてください。細かい情報が隠されていますよ・・・!
次に、「予約へ進む」ボタンを押すとお客様情報を入力する画面へ飛びます。
画面右下の方を見ると、お客様がお支払いをする合計金額が表示されています。
3/18~20の2連泊で、大人2名で合計:¥17,835がお客様の支払う料金となります。
そして、Agodaが2泊で¥525割引をしてくれているので、
¥17,835+¥525=¥18,360 が他OTAで販売されている料金です。
こうやって詳細を見ていくと、Agodaだけ特別に安く販売しているのではなく、他OTAと同じ料金でしっかり販売がされている事が分かります。
ぱっと見、見方が難しいと思われるかもしれませんが、お客様からするとその日の一番安い料金がすぐ表示されるという事もありますし、シンプルでサクサク予約しやすいのかもしれません。
【3】国内OTAとの違い
同じ条件で楽天トラベルでも検索をかけてみました。
やはり2連泊プランが出てきます。
そしてスタンダードダブルで見ると、先ほど【2】でも計算したAgodaのお客様請求額と同額で販売されています。
※ユニバーサルデザインルームはAgodaでは販売されておりません。
国内OTAと海外OTAを見比べたところ、一番の違いとしては、
海外OTAではプランの内容が掲載されていない部分ではないかと思います。
・国内OTAの場合、「プラン」として連泊や早割の割引率を設けて販売を行います。
「プラン」は、タイトルや説明文を細かく入力する事が出来るので、
お客様へのお知らせやご案内を掲載する事が可能です。
・海外OTAの場合、「プロモーション」として連泊や早割の割引率を設けて販売を行います。
「プロモーション」は、タイトルや説明文を入力する箇所が無いので、
基本的な情報と料金のみ掲載されています。
ですので海外OTAで何か特別なプランを販売するのは、リスクが高いものとなります。
お客様へ細かいお知らせをご案内する事が難しいからです。
この違いも頭に入れておくと、今後販売をしやすくなるかと思われます!
【4】おわりに
さて、今回は海外OTAの基本、そしてAgodaのユーザー画面についてご案内をさせていただきました。
この機会にご自身のホテルをお客様目線で調べてみるのもありかと思います。
色々な発見が出てくるかもしれません。
過去にも海外OTAについて説明をしている記事もございますので、ご参考にされてみてください。
▽【新規施設様限定】ちょっと待って!!販売開始前に~海外サイト編~
https://fivestar-corporation.co.jp/archives/13629
▽【備忘録】海外サイトのプロモーション・チャネルのまとめ
https://fivestar-corporation.co.jp/archives/13716
販売を行うにあたって、まだまだご不明な点はたくさん出てくるかと思いますので、
その際はお気軽に弊社までお問合せくださいませ。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!