こんにちは。
最近沖縄の地価上昇率を調べてびっくりしました。
最近は北海道、東京、沖縄が地価上昇率がすごいと話題ですね。
建築現場を見るとこの土地はいくらだったのかとか考えてしまいます・・・。
ですが、今回は土地の価格ではなくMICEのお話をしたいと思います。
MICEとは?
M=企業等の会議(Meeting)
I=企業等の行う報奨・研修(インセンティブ)旅行(Incentive Travel)
C=国際機関・団体、学会等が行う国際会議(Convention)
E=展示会・見本市、イベント(Exhibition/Event)
の略になります。
MICEには以下の3つの効果が考えられます。
[1]ビジネス・イノベーションの機会の創造
MICE開催を通じて世界から企業や学会の主要メンバーが我が国に集うことは、我が国の関係者と海外の関係者のネットワークを構築し、新しいビジネスやイノベーションの機会を呼び込むことにつながります。
[2]地域への経済効果
MICE開催を通じた主催者、参加者、出展者等の消費支出や関連の事業支出は、MICE開催地域を中心に大きな経済波及効果を生み出します。MICEは会議開催、宿泊、飲食、観光等の経済・消費活動の裾野が広く、また滞在期間が比較的長いと言われており、一般的な観光客以上に周辺地域への経済効果を生み出すことが期待されます。
観光庁は、2017年度(平成29年度)に国際MICE全体の調査を実施し、日本国内で開催された国際MICE全体による経済波及効果(2016年(平成28年)開催分)を初めて算出しました。(詳細はこちら)
[3]国・都市の競争力向上
国際会議等のMICE開催を通じた国際・国内相互の人や情報の流通、ネットワークの構築、集客力などはビジネスや研究環境の向上につながり、都市の競争力、ひいては、国の競争力向上につながります。海外の多くの国・都市が、国・都市の経済戦略の中で、その達成手段の一つとしてMICEを位置付け、戦略分野・成長分野における産業振興、イノベーション創出のためのツールとして国際会議や見本市を活用しており、我が国においても、MICEを国・都市競争力向上のツールとして認識し、活用することが重要です。
観光庁HPより抜粋
2番目に経済波及効果が来ており、もちろん宿泊施設も大きく関わりがあります!
実際、沖縄コンベンションセンターなどで大きな会議があると近隣施設などは影響を受けます。
沖縄では以下の施設で行われます。(他にもありますが大きいところをピックアップしました。)
大きな学会などがあってもイベント情報には出てこないこともあるので、各施設のHPを調べてみる事をオススメします!
・万国津梁館
・沖縄科学技術大学院大学
・国立劇場沖縄
・沖縄コンベンションセンター
・沖縄セルラーパーク那覇
・沖縄県立博物館・美術館
・タイムスホール
・沖縄市民会館
イベントとはいえビジネス系だし・・・と思うかもしれませんが、国際会議となるとインバウントや県外からの参加者と規模が大きく、それに伴った消費活動も期待されるのです。
2017年の日本での国際会議開催の開催件数は世界7位、アジアでは1位となっています。
http://www.mlit.go.jp/kankocho/topics03_000064.html
(観光庁より)
2017年の開催件数順位は以下の沖縄では4件以下・・・まだまだ国際会議の誘致はあまりできていないのが現状です。
(日本政府観光局ウェブサイトより)
沖縄県大型MICE施設計画
実は沖縄にも大型のMICE施設を新たに作る計画があるのです。
https://www.pref.okinawa.jp/okinawa-mice/index.html
今月MICEエリアの街づくりデザインが公開されていました。
MICE施設を取り囲むようにそのほか商業施設や宿泊施設、レジャーなども充実させて一つの街を作る計画なんですね。
もしこれが実現したら、かなり大きな経済効果を生むことになるでしょう。
しかし、当初の予定では2020年9月開業予定でしたが、20年度内開業と予定を変更しました。
MICE施設建設には莫大な費用がかかり、国の一括交付金で大部分まかなう予定となっています。
ですが国からは交付の許可が出ていないため、いつ建設できるか目途がたたないそうです。
東海岸が西海岸のように盛り上がる日は来るのでしょうか?
日本政府観光局MICEプロモーション部のウェブサイトにて国際会議の予定が検索できます。
是非近隣で行われる国際会議を調べてみてください!
https://mice.jnto.go.jp/documents/next-event.html