サステナビリティ×宿泊施設(OTAでの取り組み登録方法)

こんにちは、ファイブスターコーポレーションです。
今回は、サステナビリティに関する取り組みをOTA(楽天トラベル・Booking.com)で登録する方法をご紹介します。

【1】サステナビリティとは

近年、「サステナビリティ」「SDGs」という言葉を耳にする機会が増えたのではないでしょうか。
「サステナビリティ」は持続可能性を意味し、持続可能な開発とは「将来の世代の欲求を満たしつつ、現在の世代の欲求も満足させるような開発」と定義づけられています。
また、「SDGs」は持続可能な開発目標を意味し、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。(2015年9月の国連サミットで全会一致で採択)

国や企業が「サステナビリティ」や「SDGs」達成のために様々な取り組みを行っている中、観光業界も決してその例外ではないことはもちろん、個々人にも「サステナビリティ」の考え方が浸透し、意識や行動に変化がおきています。

参照:(外務省:https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kankyo/sogo/kaihatsu.html https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html)

【2】旅行者にとってのサステナビリティ

前述した、個々人への「サステナビリティ」の考え方の浸透は、旅行者にも当てはまります。

Booking.comが旅行者を対象に、2022年に実施したサステナブル・トラベルに関する調査では、日本の旅行者の73% 、世界の旅行者は81%が「サステナブルな旅は自身にとって重要である」と回答しています。

さらに、日本の旅行者の約半分が「今後12ヶ月間において、よりサステナブルな旅を心がけたい」と回答し、2021年と比較し4%増加。加えて、日本の旅行者の約4割は、「サステナブルな宿泊施設を特に探していなくても、サステナブルな宿があればそちらを選ぶ可能性が比較的高い」と回答していることから、日本の旅行者のサステナブル・トラベルへの意識の高まりが伺えるとしています。
※調査は2022年2月にオンラインで実施され、32ヶ国と地域の計3万314名の回答者を対象に独自に行われたもの。参照:(Booking.com:https://news.booking.com/ja/sustainable-travel-report-2022/)

また、沖縄においては、沖縄振興開発金融公庫調査部が「訪日外国人旅行者のサステナブルツーリズムへの意向と沖縄観光」について取りまとめを行っており、インバウンドの本格的な再開にあたり、アジアからの訪日旅行希望者にもサステナブルへの意識が高い層がいることや、サステナブルな取組に関心の高い沖縄訪問希望者がいる、ということを認識する必要がある。としています。
※(参照:沖縄振興開発金融公庫:https://www.okinawakouko.go.jp/newsrelease/1679881751/)

上記より、宿泊施設においては、その需要を敏感に察知し対応していくことが、新規顧客獲得のチャンスや競合との差別化に繋がっていく可能性があると考えられます。

では実際に、サステナビリティに関する取り組みを行っている宿泊施設が、旅行者に取り組みを発信する1つのツールとして活用できる、OTA(楽天トラベル・Booking.com)での登録方法をご紹介します。

【3】OTA別(楽天トラベル・Booking.com)登録方法

・楽天トラベル
楽天トラベルでは、サステナブルな取り組みをアピールできるツールとして、サステナブルな取り組みを表す「サステナビリティアイコン」の登録と、特にサステナブルな旅行への取り組みを推進している宿泊施設に表示される「サステナブルトラベルバッジ」の取得が可能です。
「サステナビリティアイコン」の登録は下記の通り、管理画面上から行うことができ、ユーザー画面では宿泊施設詳細ページ内に表示されます。

「サステナブルトラベルバッジ」は、楽天トラベル独自に定めた基準を満たした宿泊施設に与えられるもので、取り組み度に応じて2段階の認証があります。ユーザー画面では宿泊施設ページや検索結果画面から確認出来るほか、絞り込み検索をすることもできます。
このバッジを取得するためには、下記の申請フォームより申請をする必要があります。

・Booking.com
Booking.comでは、「サステナブル・トラベル」プログラムへの登録が可能です。
下記方法で登録した取り組みは、予約を検討中のユーザーに表示されます。
また、プログラムにはレベルがあり、サステナビリティ関連の取り組みを追加することで、次のレベル達成を目指すことができます。
※「サステナブル・トラベル」プログラムのレベル→「ラベルなし」「レベル1」「レベル2」「レベル3」
さらに、外部の第三者によるサステイナビリティ関連の認証を1つ以上取得することで「認証取得済み」となり、ユーザーに向けて「サステナブル・トラベル」のラベル、取得済みの認証の名称、実施している取り組みが表示されるようになります。


※レベルのユーザー表示は2023年に完全リリース予定

【4】さいごに

今回はサステナビリティに関する取り組みをOTA(楽天トラベル・Booking.com)で登録する方法をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
この記事では楽天トラベルとBooking.comでの登録方法をご紹介しましたが、現時点で他にもExpedia等で登録することが可能です。

一企業として、持続可能でよりよい世界を目指す取り組みを進めていくことと同時に、その取り組みを旅行者に発信していくことで、新規顧客獲得のチャンスや競合との差別化を図るチャンスにも繋げていきたいですよね。

弊社はこのような細かい設定等はもちろん、課題解決のための施策等をご提案しながら施設様をサポートして参りますので、お気軽にお問合せください。

ファイブスターコーポレーションでは、ホテル・宿泊施設の集客や運営に
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