12月に入り、今年も残り少なくなりましたね!
沖縄も寒く感じる日が多くなりました。金城です。
今日は、分譲マンション、賃貸マンション、アパート、ホテルの間取りにおいて、
ときどき「メゾネットタイプ」と表記されているものがあります。メゾネットとは
いったいどんな住宅で、その特徴や注意点は何なのかを紹介します。
「メゾネットタイプ」とは、いったいどんな間取り?
メゾネットタイプとは、住戸内が2階層(以上)に分かれている物(複層住戸)を指します。
簡単に言えば「内階段のあるマンション、アパート、ホテル」ということです。
集合住宅において、通常の「フラットタイプ」に対する用語として使われるため、一戸建て住宅は
メゾネットに該当しません。また、賃貸アパートでよく見られる「ロフト」とも異なり、マンションやアパート、ホテルでありながら、
2階建ての一戸建て住宅のような構造を取り入れたものです。供給数の割合はさほど多くないため、物件としての希少性があるのでしょう。
さらに、マンションやホテルでは1棟すべてをメゾネットタイプとする事例は少なく、通常のフラットタイプを中心としたプランの中で、
例えば最上階とその下階など、特定のフロアだけをメゾネットタイプとすることが多いようです。
上のように、マンションなど集合住宅の中にある一戸が2階以上になっているのがメゾネット。各住戸が複数階になり、一戸建てのような
建物が連なって建っているのが「テラスハウス」となります。
「メゾネットタイプ」のメリットとデメリット
マンションの良さと一戸建ての良さをミックスしたようなメゾネットタイプの住戸ですが、そのメリットとデメリットをしっかりと
理解しておくことが大切です。まずメゾネットタイプのメリットとして、開放的な空間を作りやすく、2層にバルコニーがあるため通風や
採光でも有利になる点が挙げられます。玄関のない階では共用の廊下も必要ないため、南北あるいは東西にバルコニーを設置している例も多いでしょう。
また、小さな子供がいる家庭では騒音の発生を気にして「マンションの1階を選ぶ」というケースもありますが、メゾネットの上階に子供部屋を
設ければその心配もありません。玄関のない階に寝室を設けるなど、プライベート空間の確保も容易です。
一方、メゾネットタイプのデメリットとしては、室内に階段を設けるために有効面積が減ってしまうこと、バリアフリー性が確保しづらいこと、
家事動線が長くなりがちなことなどが挙げられます。階段があることによって、転落などによる家庭内事故の危険性も生じます。また、階段回りの
吹き抜け部分では窓の清掃や電球の交換などが容易にできるかどうかにも注意しなければなりません。リビングダイニングと階段スペースが
一体になっていれば、冷暖房効率が悪くなることもあるでしょう。ただし、これらは通常のフラットタイプのマンションと比較したものであり、
デメリットの多くは、一戸建て住宅なら一般的なものだと考えることもできます。
以上、金城でした。
メゾネットタイプのメリット・デメリット
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