【tripla編】自社サイトでリピート予約を促す活用法

こんにちは、ファイブスターコーポレーションです。

ホテルWEB販売において、自社公式サイトからの予約を増やすことは販売戦略の中でも重要な要素の一つです。
OTAサイトでの販売は集客力が高く欠かせませんが、手数料が発生するため、利益率の向上には自社サイト予約の強化が欠かせません。

今まで無償の宿泊予約システム(ブッキングエンジン)をご利用いただいていた施設様が、公式サイトからの予約数アップを目的として、機能性に優れた有料の宿泊予約システムへ切り替えたとしても、その機能を十分に活用できなければ、効果は半減してしまいます。
そこで、弊社ではこれまでダイレクトインと予約番の自社予約システム(ブッキングエンジン)の機能や特徴をご紹介してきました。

・ダイレクトイン編(https://fivestar-corporation.co.jp/archives/22479
・予約番編(https://fivestar-corporation.co.jp/archives/22050

今回は第三弾としてtripla編をご紹介させていただきます。

【1】triplaとは

まず初めに、トリプラがどのような会社なのかご説明させていただきます。

tripla株式会社
設立日:2015年4月15日
本社所在地:東京都新宿区西新宿
公式HP:https://tripla.io/

tripla株式会社は2015年に設立された、ホテル・旅館向けのITサービスを提供している会社になります。
公式サイト予約システム「tripla Book」をはじめ、AIチャットボットなど、宿泊施設の直販力を高めるサービスを次々に展開しています。
また、日本だけでなく、台湾・韓国・インドネシア・タイなど、アジア各地に拠点を広げていてます。主サービス展開は以下になります。

ホテル予約エンジンの「triplaBook」
宿泊施設の公式ホームページにおける直予約(自社サイトからの予約)を強化するために設計された予約システムです。

メタサーチ、広告運用サービス「triplaBoost」
tripla Bookを活用することで、各メタサーチと連携が可能になります。Google Hotel Ads、価格.com、Tripadvisorへの掲載が可能です。(※2025年8月時点)

AIチャットボット「triplaBot」
公式サイトに設置できる多言語対応AIチャットボット。triplaはAIエンジンを自社開発しており、日々のオペレーションを行う中でAIの機械学習が積み上げられ、FAQの入力やユーザー応答を通じた学習により、品質が日々向上していきます。

CRM(顧客関係管理)・マーケティングオートメーション「triplaConnect」
宿泊施設が必要とする顧客情報を一元的に管理できるシステムです。会員情報の管理は勿論、見込客から宿泊客までお客様の情報を管理できます。

サイトコントローラー「triplaLink」
複数の宿泊予約サイト(OTA)をまとめて管理できるサイトコントローラーをtriplaでも提供しています。
agoda、Expedia、Booking.com、じゃらんnet、楽天トラベルなど合計28社のOTAと連携可能です。(※2025年8月時点・日本国内OTAは現在クローリングでの連携)

データ分析ダッシュボード「triplaAnalytics」
施設経営におけるデータ活用をもっと簡単・便利に、公式サイト予約や、ロイヤルティ会員・リピーター顧客、マーケティングアクション、競合施設価格などの情報をダッシュボードに一元集約させたシステムです。

わずか10年足らずで国内外に複数の拠点を持ち、宿泊予約システム、AIチャットボット、CRM、サイトコントローラーといった幅広いサービスラインナップを展開するtripla株式会社。
次は、自社予約システムで「tripla」を導入した際に、どのようなことができるのか、魅力と強みをお伝えさせていただきます。

【2】triplaの機能をご紹介

トリプラ予約システムの魅力のひとつは、誰でも迷わず使えるシンプルな設計にあります。
多機能なシステムは便利な反面、操作や設定が複雑になりやすいですが、トリプラは導入後すぐに運用できるわかりやすさが特長です。
今回は、特に注目したい6つの機能をご紹介します。


1. 予約画面がわかりやすくシンプル
ユーザー側からもシンプルでわかりやすいデザインが特徴です。
スマホやタブレットでも見やすいレイアウトで、最短4クリックと予約導線が非常にスムーズ。
初めて利用する方でも迷わず予約を完了でき、予約に至る割合が高まりやすくなります。

2. AIチャットボットで24時間対応
予約前の質問や館内案内、料金説明などをAIが自動で対応します。
夜間やスタッフ不在時でもお客様対応が途切れず、外国語にも標準対応しているため、インバウンド需要にも効果的です。
さらに、よくある質問(FAQ)を自動生成して表示するため、お客様は知りたい情報を簡単に探せ、ホテル側も質問傾向を把握できます。

3. バナー掲載・会員限定プランの販売
ページ上に、宿泊予約ページやおすすめプラン、AIチャットボットへのリンクバナーを表示できるため、お客様の目に入りやすく、利用を促しやすい設計です。
さらに、季節限定プランやキャンペーン、会員限定プランなども公式サイトのトップページにバナーで告知でき、集客やリピーター獲得にも効果的です。

4. メタサーチ連携が標準装備
公式サイトの料金や空室情報をGoogleホテルなどのメタサーチに自動で連携できます。
複数の宿泊プランを比較して、公式サイトが最もお得であることを確認できるため、自然と自社予約への誘導が進みます。

5. 多言語化も標準対応
トリプラ予約システムは、日本語以外の主要言語にも標準対応しています。
英語、中国語(簡体・繁体)など、外国語に対応しているため、海外のお客様も迷わず予約が可能です。
特に、インバウンド需要の高い地域では、多言語対応が公式サイト予約の増加につながります。
追加の翻訳作業や複雑な設定をほとんど行う必要がなく、シンプルに多言語対応ができる点が魅力です。

6. 初期費用なしで使える事前カード決済
トリプラの事前カード決済は、初期費用や月額費用が一切不要。
他社では導入や維持に費用がかかることもありますが、トリプラは予約ごとの手数料だけで利用できます。


トリプラはAIチャットボット対応やバナー表示、メタサーチ連携、多言語対応など多機能を標準装備しており、運営の手間を最小限にしながら集客や売上向上をサポートしてくれます。
さらに 2025年6月には Amazon Pay が導入 され、決済面での利便性も一層向上しました。
こうした改善は今後も続くと考えられ、より多くのお客様、ホテル側にとっても「迷わず使える予約システム」として進化していくことが期待されています。

参考・引用
Tripla公式サイト

【3】費用感について

では実際にtriplaを導入した際の費用感について、例を挙げてご紹介いたします。
※今回の例はイメージとなり実際かかる費用は施設様の実績・閾値によって異なります。

Aホテルはtripla Bookのみを導入する、客室数:30室、客室単価:¥5,000ほどの施設と仮定、
Bホテルはtripla Bookに加え、tripla Botを導入する、客室数:50室、客室単価:¥8,000ほどの施設と仮定し、以下のケースごとに費用をみてみます。
ケース①夏の繁忙期の請求:閾値を超える予約があり、カード決済もあるケース
ケース②冬の閑散期の請求:閾値を超える予約は無く、カード決済があるケース
ケース③冬の閑散期の請求:閾値を超える予約は無く、カード決済も無いケース

Aホテル Bホテル
ケース①:繁忙期、閾値超え、カード決済有り ¥28,160 ¥49,676
ケース②:閑散期、閾値以内、カード決済有り ¥12,980 ¥32,252
ケース③:閑散期、閾値以内、カード決済無し ¥11,000 ¥27,500

それでは上記の表の詳細を見ていきます。

Aホテル ケース① Aホテル ケース② Aホテル ケース③ Bホテル ケース① Bホテル ケース② Bホテル ケース③
請求金額 ¥28,160 ¥12,980 ¥11,000 ¥49,676 ¥32,252 ¥27,500
triplaBook月額料金 ¥10,000 ¥10,000 ¥10,000 ¥10,000 ¥10,000 ¥10,000
triplaBot月額料金 ¥15,000 ¥15,000 ¥15,000
予約手数料(閾値超過分に対し3%) ¥12,000
(対象予約¥400,000)
¥14,400
(対象予約¥480,000)
カード決済手数料 (決済額の1.8%) ¥3,600
(対象予約¥200,000)
¥1,800
(対象予約¥100,000)
¥5,760
(対象予約¥320,000)
¥4,320
(対象予約¥240,000)
消費税 ¥2,560 ¥1,180 ¥1,000 ¥4,516 ¥2,932 ¥2,500

ポイント①:triplaでは導入前の自社予約システムの売上や、新規開業などで自社予約システムを初めて導入する場合などには総客室数に応じて閾値が設定されます。
設定される閾値を超えない実績に対しては月額基本利用料のみ、閾値を超える実績になると月額基本利用料に加え閾値を超えた売上に対して手数料3%が請求されます。

ポイント②:triplaではカード決済の宿泊予約に対し、カード決済手数料として1.8%の手数料が発生します。
またtriplaでは現地決済にtripla Payという決済システムを初期費用・月額固定費用を無料で導入いただけます。tripla Payでのご予約のうち、VISA, Masterでの決済に対しては1.8%、JCB, AMEXでの決済に対しては2.5%の決済手数料が発生します。

施設の規模感やシーズナリティごとの売上によってかかる費用感が異なることが見て取れるかと思います。

【4】さいごに

今回はtriplaでのリピート予約を促す活用法や機能をご紹介いたしましたが、いかがでしたか。
様々な機能があり、更に費用も抑えられる自社予約システムとしてとても魅力的なシステムではございますが、機能をうまく活用しなければせっかくの導入も効果的ではございません。

弊社では自社予約システムの導入・切り替えのご相談を承っており、施設様1施設1施設に合わせた効果的な設定方法をご提案、設定までサポートさせていただいております。
自社での予約をもっと増やしたい、リピーターを獲得したいなど、少しでもお悩みをお持ちでしたら弊社までお気軽にお問合せください。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今回の記事は2025年8月20日時点の情報となります。

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