こんにちは、ファイブスターコーポレーションです。
8月に入り、いよいよ施設様にとって大繁忙期であるお盆シーズンがやってきますね。
レベニュー担当の方は、様々な工夫をして価格設定されていると思いますが、どの施設様も共通して「特日」と呼ばれる特別期間は、通常よりも価格を上げ販売されていると思います。
旅行業界における「特日」でいうと、一般的には年末年始・ゴールデンウィーク・8月のお盆と、一年を通してこの3つの時期でしょうか。
上の3つに加え、シルバーウィーク、3連休、施設周辺で開催されるイベントなどに合わせ、それぞれ価格設定を行っていると思いますが、海外の休暇は意識されていらっしゃいますか?
新型コロナウイルスによる自粛ムードも明け、日本国内に限らず国内外の移動も活発になっているのを感じるこの頃、海外からのゲストも意識した価格設定をする必要があるかもしれません。
【1】2024年は訪日外客数が増加
では、現在日本にはどのくらい海外からの旅行者が訪れているのでしょうか。
日本政府観光局(JNTO)が出している統計データによると、2024年の訪日外客数は1月~6月の月別推計値で、新型コロナウイルス感染症拡大前である2019年を上回る結果となっています。
この推移でいくと7月以降の下半期に関しても、海外からの観光客は増える事が予測されます。
次に、下図は2024年の国別内訳になるのですが、訪日外客の中でも韓国、中国、台湾、香港からのゲストが多いことが分かります。
そうなると、これらの国の祝日は、しっかりとチェックしておいた方が良さそうです。
【2】2024年度版 大型連休はいつあるの?アジア編
それでは、アジア圏の主な大型連休がいつあるのか見てきましょう。
日程が近い休暇から記載していきます。
韓国 - 9月14日~18日 5連休
秋夕は、旧正月と並ぶ韓国の代表的な名節(伝統的な祝日)です。
収穫感謝祭とも呼ばれ、穀物や果物など作物の収穫を感謝する日でもあります。
秋夕の当日と前後1日ずつの3日間が法定の祝日になるのですが(9月16日~18日)、2024年は土日の休みと重なり最大5連休になります。
この期間は日本のお盆と同じように、家族や親戚一同が集まり先祖のお墓参りをする人が多いと言われています。
国慶節:2024年10月1日
中国 - 10月1日~10月7日 7連休
国慶節は、中国の建国記念日です。
中国では2大連休のひとつで、国の繁栄を祝う日となっています。
法定の祝日は3日間ですが、例年、前後の週末を振り替えて7連休となり、中国全土で様々な祝賀活動が行われます。
国慶節は「黄金週間」とも呼ばれる1週間の長期休暇の始まりであり、多くの方が旅行や観光を楽しむ時期でもあります。
春節(旧正月):2025年1月29日
中国・香港・台湾・韓国 - 1月25日~2日2日 最大9連休
中華圏で最も大きな祝祭日であり、新暦の正月に比べ盛大に祝賀されます。
実は春節は、中国・香港・台湾・韓国だけでなく、北朝鮮、ベトナム、シンガポール、マレーシア、インドネシア、ブルネイ、モンゴルでも「国定の休日」となっており、アジア圏の多くの国で祝日となっています。
そのため、春節の影響については特に注意が必要だと言えます。
アジア圏の主な大型連休と言えば、上記3つでしょうか。
早いところでは国慶節の連休の影響あってか、既に10月1週目の予約が埋まり出している施設様もございます。
安値で販売して、知らないうちに売り切れていた、なんて事がないよう注意しましょう。
【3】おわりに
ここ数年間、新型コロナウイルスの影響もありインバウンドの入りが乏しかった中、海外の休暇の影響がほとんど無かったため、あまり加味せず価格設定を行っていた施設様が多かったかと思います。
また、この数年間で新しくオープンさせた施設様に関しては、どのくらい海外の休暇が影響するかは未知数ではないでしょうか。
2024年に関しては、インバウンドの影響を多いに受ける事が予測されますので、しっかりと準備しておくのがおすすめです。
このように、弊社では国内外の需要のある日をおさえ、価格設定のご提案等もサポートさせていただいております。
何か気になることがありましたらお気軽にお問い合わせください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。