こんにちは、ファイブスターコーポレーションです。
今回は宿泊サイトで使用するクーポンについてまとめていきたいと思います。
施設様もユーザー様もクーポンという言葉自体は聞いたことがあると思いますし、実際に発行したり利用したりしたことがある方も多いのではないでしょうか？
クーポンにもいろいろな種類がありますが、宿泊サイトにおけるクーポンは宿泊代の割引券と考えていただければ大丈夫です。
いろいろな宿泊サイトでクーポン発行ができますが、今回は国内の2サイト（楽天トラベル、じゃらんnet）に絞ってお伝えいたします。
記事の目次
はじめに
宿泊に限らず、クーポン券というものは日常に溢れております。〇〇円引き、〇〇%引き、〇〇プレゼント、1品無料etc。
基本的に利用者が損するようなものはありませんが、利用には会員登録が必要だったり、〇〇円以上のお支払いで、みたいな条件があったりします。
先述のとおり、宿泊サイトではクーポンというのは宿泊代の割引となります。
企画や施設によって条件は異なりますので、詳細は各施設の情報やホームページをご確認ください。
今回は発行する施設側に向けた内容ですので、今まで発行したことがない、やってみたいけどよくわからない、そういった方々の参考になれば幸いです。
【1】クーポンの種類
まず設定できるクーポンの種類ですが、主に2種類あります。
〇〇円引きや〇〇％引きという内容のことではなく、発行元という意味と考えていただければと思います。
・企画型（宿泊サイトのセールやプロモーション期間に合わせて宿泊サイト側が設定するクーポン）
メリット：宿泊サイトの企画に乗せることができるので露出が増える。宿泊サイト原資なので施設側で金額や枚数など細かい設定をしなくて良い。
デメリット：販売手数料がかかる。収益の予測が難しく使用率がわかりにくい。発行するための条件がある。
・自社設定型（宿泊施設が好きなタイミング、条件で発行できるクーポン）
メリット：好きなタイミング、条件で発行できる。利用枚数がわかるので効果測定ができる。
デメリット：企画に乗っていないので露出が弱い。施設側で細かい設定を行う必要がある。
簡単に説明するとこのような形となります。
どちらにしても施設の費用負担はありますので、枚数や金額はしっかり考えて参画、発行することをおススメいたします。
基本的には露出も大きい企画型に参画するケースが多くなると思います。
また、双方に起きるデメリットですが、常に発行し続けると止められなくなってしまうということです。
クーポンがあるのが当たり前になってしまうと、発行を止めた瞬間予約が伸びなくなってしまうということがあります。
クーポンに依存しすぎないようにご注意ください。
【2】クーポン一例
それでは各サイトの主要企画型クーポンをご紹介いたします。
楽天トラベル
・スーパーSALE
楽天最大のセール。自社設定型でもピックアップ枠があるなど露出が非常に大きいので、他のセールと比較して大きな効果を感じやすいセール。
各所でCMも流れるのでユーザーの認知度も高い。
・5と0のつく日
5の倍数の日に発行されるクーポン、参画していなくてもユーザーのアクセス数が増えるので、併せて企画に乗れば効果大。
10%の割引＆手数料5%のクーポンなので、想定以上にコストがかかる可能性があるので注意。
・クーポン祭り
ダイヤモンドプラチナ会員限定（平日、週末、全曜日）やDP（ダイナミックパッケージ）限定なので
スーパーセールや5と0のつく日と比べると、参画する施設を選ぶ企画。
・月末セール
毎月月末に行われるセール。自社設定型も露出できるのでお試しで参画しやすい。
スーパーセールほど大きなセールではないが、毎月行われているので効果測定しやすい。
じゃらんnet
・スペシャルウィーク
じゃらんnet最大のセール。大型セールなので露出も大きくなり、
楽天スーパーセールと同じようにCMでの宣伝があるのでユーザーの認知度が高い。
・お得な10日間
毎月月末に行われるセール。こちらはじゃらんパックお得な10日間というパッケージのセールもある。
・常設特集
毎月行われる自社設定型の特集。
緊急性のない自社設定型のクーポンを作成するなら特集に乗せた方が効果が見込める。
他にも細かいセールや条件を満たした施設様だけが参画できる企画もございますし、
一回きりの企画などもありますので、販売状況を踏まえて必要だと感じたら参画していただければと思います。
【3】活用方法
クーポンの発行には手数料や原資（自社設定型の場合）がかかります。
企画型の場合露出は増えますし、ユーザーもクーポンがある施設とない施設では、大きな料金差がない限り前者を選ぶ方が多いです。
競合施設の状況を見て判断したり、予約数で伸び悩んでいるという施設様は、お試しで発行して効果を見たりするのは良いと思います。
クーポン利用の有無に限らず、露出を増やすことが今後の販売に繋がっていきます。
特にOTAに登録したばかりの新規施設様は最初はとにかくユーザーに見てもらう必要があるので、
予約を動かすというより露出を増やして導線を確保するために活用するという使い方もあります。
また、緊急的に今予約を動かさないといけないという場合は自社設定型で発行できます。
クーポン名、金額、枚数、最低宿泊金額、宿泊対象期間、宿泊不可日、発行期間、対象プランなど
あらゆるカスタマイズができます。
ただ、露出がないのでお知らせやブログの投稿をして少しでも気づかれるよう努力することが大事になってきます。
【4】さいごに
今回は宿泊施設におけるクーポンについて簡単にご説明いたしました。
他の宿泊サイトにもクーポンはありますし、クーポン以外にもポイントや広告など露出や売上UPに繋がる施策はたくさんあります。
クーポンはその一部にすぎませんので、施設様に合った料金や販促というのを行っていくことが一番大事です。
クーポンが売り上げの手助けになればいいのですが、場合によっては費用ばかりかかって利益が全然ないという状態になりますので
金額や頻度はしっかりと考えて今後の販売に活かしていただければと思います。
弊社では簡単なご相談から設定まで対応しておりますので、気になった方はお気軽にお問い合わせくださいませ。
