こんにちは、ファイブスターコーポレーションです。
自社予約エンジンには有料と無料のものがございますが、
今回は有料の予約エンジンを3社ご紹介します。
【1】自社予約エンジン導入のメリットとは
自社予約エンジンを導入した際のメリットはいくつかあります。
ホテル管理システム(PMS)との連携で業務の効率化、
顧客情報(会員システム)を利用してホテル専用の会員向けプラン販売ができます。
自社予約エンジンは、ホテル公式のウェブサイトやアプリケーション上で、
直接お客様と予約に関する業務などを行うためのシステムです。
自社予約エンジンの主な機能をいくつかあげてみます。
1.在庫管理:ホテルの予約可能な部屋数やタイプ、料金などの情報を管理し、リアルタイムで更新します。
2.予約受付:お客様自身で直接ホテルの公式ホームページからオンラインで予約完了まで行えます。
3.料金設定:販売したいプランや、日毎に料金設定が行えます。
4.予約管理:公式サイトからの予約データを管理します。予約変更・キャンセルの処理、顧客への確認メールの送信など、予約に関するさまざまなタスクを管理し、スムーズな予約運営をサポートします。
5.レポートと分析:予約エンジンによっては、予約データや売上などの情報を蓄積し、分析することができます。
【2】自社予約エンジンの無料・有料の違いは
自社予約エンジン無料と有料
無料予約エンジンは代表としてじゃらんの「ホームページダイレクト」、
楽天の「R-with(アールウィズ)」があります。
有料予約エンジンは公式サイトに合わせてデザインをしたり、
お知らせの掲載をするなど機能が増えます。
OTA手数料(システム利用料)の節約
各OTAを経由して予約獲得の場合は決まった手数料をそれぞれ各OTAに支払わなければなりませんが、自社有料予約エンジンを導入する事によりOTA手数料は発生しません。
各OTAの手数料はそれぞれ異なりますが、予約1件につき手数料(システム利用料)の支払いが必要となります。
それぞれ良い点、施設の規模や欲しい機能などによっても選択肢は変わってくるかと思います。
導入する際のご参考にしていただければ幸いです。
【3】自社有料予約エンジン【ダイレクトインS4】【トリプラ】【オプティマス】について
次に自社有料予約エンジンについて今回は3つピックアップしました。
ダイレクトインS4の特徴【引用サイト”自社予約を強くする宿泊予約システム Direct In S4”】https://www.dyn.co.jp/product/directin/
自社予約 集客アップ
Google ホテル広告やYahoo!トラベルへの自社予約用のプラン掲載が可能です。
広告運用の負担を増やさず公式サイトへの集客アップを実現します。
CVR向上
最短2ステップで予約が完了する導線設計にてUIデザインを一新。
表示速度の抜本的な改善も行い、CVR[※]の向上に寄与します。
[※]コンバージョン率、予約に至ったユーザーの割合
自社会員の獲得
お客様の自社会員登録が可能。
一般よりお得な会員限定のプランの作成など、自社会員の登録につなげる仕組みを提供します。
顧客が直接宿泊施設と取引するため、個別の要望や特別なリクエストに対応しやすくなります。
顧客満足度の向上やリピーターの獲得につながることがあります。
予約完了までのステップが簡単に進むSNSアカウントでのソーシャルログイン
お客様が普段利用している、SNSのアカウントを使ってのログインが可能。
予約に必要なひと手間をスキップすることで、CVR(コンバージョン率)向上に寄与し、会員登録の促進にもつながります。
※対象SNS有 YAHOO,LINE,Google,Facebook
自動翻訳付き多言語機能
プルダウンで言語選択をするだけで、日本語で販売しているプランを自動で翻訳して表示。
英語/中国語(簡体字・繁体字)/韓国語の4言語に対応し、自動翻訳後に個別に編集することも可能です。
各言語に合わせたプラン作成の手間を削減し、運用コストを抑えながらインバウンド集客への対応を実現します。
※有償オプションで導入可能
トリプラの特徴 【引用サイト”tripla Book(自社Web宿泊予約システム)”】https://tripla.io/booking-engine/
シンプルなデザインにより予約導線の簡便さを強調
お客様は最短4クリックで予約が完了するため、予約コンバージョン率が劇的に改善します。
お客様は従来の予約エンジン会社が提供するドメインに遷移する必要なく
ホテルのドメイン内で予約が完了するため操作性が大きく改善します。
tripl CMSの設定もシンプルでSaaS型のソリューションとしてサービスを提供しています。
難しい設定無しで多言語プラン販売が可能
部屋タイプ、部屋詳細説明、アメニティ、プランなどの主機能が自動的に英語、
簡体字中国語、繁体字中国語、韓国語に翻訳されます。
翻訳内容を修正したい場合はCMSより簡単にマニュアルで修正可能です。
言語によってルームチャージか人数チャージとプランの出し分けも可能です。
もし、食事付きのプランを販売する場合は人数チャージが簡単に設定できます。
ベストレートの自動化が実現し、自社Webサイト内メタサーチが実現
ベストレートは自社Webサイト経由予約を高めるために重要な要素です。
マニュアルで対応すると非常に多くの労力を要します。
triplaの導入で簡単にOTA価格を取得できベストレート設定が実現できます。
ドメイン遷移無しで予約が完了することで予約コンバージョンの向上を実現
旧来の予約エンジンを使用しているホテルでは、予約を行う際にお客様は
ホテルのドメインから全く異なる予約エンジン各社のドメインへ遷移させられます。
お客様のドメイン遷移はカスタマーエクスペリエンスに対して悪影響です。
tripla Bookは2種類のソリューションでこの問題を解決可能です
– ウィジェット型かサブドメイン型になります。
ウィジェット型では、ホテルはJava Scriptコードをサイトヘッダーへ一行挿入することで設定できます。
検索カレンダーがウェブサイトに出現します。
サブドメイン型では、ホテルが予約エンジン向けにサブドメインを用意して、サブドメイン内で予約が可能になります。
ホテルはGoogleアナリティックスを活用して予約に関するファネル分析も行うことで予約コンバージョン分析ができます。
ロイヤルティプログラムを備えた会員管理機能
tripla Bookの利用開始でホテルは会員組織の管理とロイヤルティポイントプログラムが使用開始できます。
会員組織の管理ではゴールド、シルバー、ブロンズなどの複数ランクを持つことができます。
ロイヤルティポイントでのポイント付与率はランクに応じて変えることが可能。
ランクは過去の予約履歴に応じて決定することができます。
メンバー専用プランやメンバー特別割引といった機能も活用できます。
また、貯まったポイントをデジコ経由で、Amazon、Apple、Google の各ギフトに等価で交換も可能となっており、集客にも活躍いたします。
CMSからホテルのフロントでお客様のポイント加算減算が可能。これらの機能は追加費用無しで標準機能として使用できます。
オプティマの特徴 【引用サイト”OPTIMA | SYS.inc 宿泊施設の直販予約を最大化する”】https://sys.ne.jp/solutions/optima/
デザイン
デザイン性を重視した予約画面で、公式サイトに合わせたページデザインが可能です。
情報過多や複雑な操作感にならないよう、予約に直結するわかりやすい導線と最適なデザインを実現しました。
グループ機能
ホテルチェーン全施設の空室状況を、検索・一覧表示することができます。
お客様独自でエリアやブランドを設定することができ、ホテル同士の相互送客など、集客効果が高まります。
会員機能
会員限定プランの作成、会員価格設定、割引設定など、新規会員の獲得と販売促進を行うことができます。
会員ランクに応じたポイント設定など、リピーターのお客様へのロイヤルティ向上を図ります。
ダッシュボード
直販予約を最大化するために必要な情報を、ダッシュボードに集約しました。
重要な指標を分析することで、継続的な収益アップにつながります。
管理画面
「わかりやすさ」と「操作性」を重視した管理画面で、業務の効率化を図ります。
各種機能やステイタスのON/OFFスイッチなどシンプルな設計により、簡単に予約管理を行うことができます。
多言語機能
日・英・中(繁/簡)・韓の5ヶ国語に対応しています。
在庫、プランは日本語版と共有のため、簡単にインバウンド対策が可能です。
3社の特徴、かかる費用、決済方法、設定できる項目やオプション機能、お問合せ方法について表にまとめました。
2023年6月現在の状況の為今後変更になる可能性もございます。
ご参考程度にして頂ければ幸いです。
【4】さいごに
今回は予約エンジンについてご紹介しました。
紹介した予約エンジンは一部となり他にも多数ございます。
導入する際はホテル様の用途に合わせて検討していただければ幸いです。
弊社は、ホテル・宿泊施設の集客や運営等お困りごとの様々なサポート
サービスを提供しております。
まずはお気軽にご相談ください。