こんにちは、ファイブスターコーポレーションです。
近年目覚ましく発展し続ける人工知能AI。その活用方法は無限大とも言え、観光業界・宿泊業界でもその運用方法に注目が浴びています。
今回は人工知能の中でもChatGPTに焦点を置き、その運用方法の一例をご紹介いたします。
記事の目次
【1】人工知能(AI)やChatGPTとは?
まずはじめに、人工知能(AI)についてとその一般的な活用法の例を簡単にご説明いたします。
人工知能(AI)
人工知能(AI)は、コンピューターシステムが人間の知的な能力を模倣する技術を指します。これは、機械学習、深層学習、自然言語処理などの技術を組み合わせて、複雑なタスクを実行することができます。以下に代表的な活用例を見ていきます。
機械学習:
機械学習は、アルゴリズムにデータを学習させ、未知のデータに対する予測などを行う技術です。
活用例:画像認識、音声認識、予測分析など
自然言語処理 (NLP)
NLPは、コンピュータが人間の言語を理解し、生成するための技術です。
利用例:機械翻訳、チャットボット、情報抽出など
画像認識
画像認識技術は、画像やビデオから情報を抽出し、理解するための技術です。
活用例:自動運転車、監視システム、医療画像診断など
ロボティクス:
人工知能は、ロボットに対して環境を理解し、タスクを実行させるために使用されます。
活用例:物流、製造業、医療分野など
これらはあくまでも一般的な活用方法の例であり、その他にも様々な分野に活用されるのが人工知能となります。
ChatGPT
そしてこれらの機能をふまえてChatGPTを説明いたしますと、
ChatGPTはOpenAIが開発した自然言語処理モデルで、大量のテキストデータから学習され、自然な対話を生成することができるプログラムとなります。
ユーザーの質問や文脈に基づいて応答を生成し、様々なトピックにわたる情報提供や会話を行うことができます。以下に代表的な活用例を見ていきます。
情報検索と質問応答
ChatGPTは一般的な知識に基づいており、ユーザーが質問を投げかけると、関連する情報を提供することができます。
アイデアの生成
ChatGPTはクリエイティブな応答も生成することができます。問題解決やアイデアの発想のサポートとして利用できます。
言語理解のテスト:
ChatGPTは複雑な文脈を理解し、自然言語を生成する能力があります。言語理解のテストや評価の一環として利用することができます。
プログラミングサポート:
ChatGPTはプログラミングに関する質問にも答えることができます。コードの書き方やバグの解決など、プログラミングに関する助言を得る際に利用できます。
このように、便利な機能を持つChatGPTですが、その一方で機械学習モデルという性質上、誤った情報を提供する可能性があるため、運用には注意が必要です。
ChatGPTはオープンドメインのモデルであり、さまざまな用途に活用できる柔軟性を持っています。ただし、特定の業務や専門知識が必要な場合は、専門のモデルやシステムと組み合わせて利用することが望ましいとされています。
【2】運用方法①デザインの構図を考えてもらう
WEB施策で施設の画像の撮影を行いたい、広告とするバナーを制作したいけれどデザインの知識がない、魅力のある構図がわからない!そんなときにでも活用できるのがChatGPTです。
以下に上記のシチュエーションでの運用例を紹介いたします。
まずは今回のような依頼が可能か確認のために質問をしてみます。
可能なようですね!では回答通りコンセプトなどを提供してみます。
このように簡単な質問に対して様々な視点からアドバイスや提案を行ってくれます。もちろんより詳細な内容を提供することでより具体的な回答を得ることもできます。
残念ながら、今回紹介するChatGPT3.5(無料版)ではテキストベースのコミュニケーションを通じて直接的なイメージ図を描くことはできません。ただし、具体的なアイデアやコンセプトを元に、デザイナーに指示を出す際のガイドラインとして活用できるような詳細な説明を提示させることは可能ですのでうまく活用してみてください。また、有料版となるGPT-4では画像のAI生成機能もございますので、気になる方は公式HP https://openai.com/gpt-4 をご覧ください。
【3】運用方法②自社HPへのアクセスを増やしたい
自社のHPを作成したいけどどうしたら魅力あるサイトになるだろう、アクセスを増やすために何ができるだろう。そういった悩みの解決方法としてChatGPTは様々なアイディアを提供してくれます。
以下に実際のやりとりの例を見てみましょう。
目的である『ホームページへのアクセスを増やすためには』ということを質問してみました。
このように端的に質問することでも多くの回答を得られます。施設の状況や情報、ペルソナなど詳細に設定することでより具体的なアイディアや新しいアイディアが提供されますのでプライバシーには留意しつつ、皆様の業務に当てはめ試してみてはいかがでしょうか。
また、やりとりの中で登場する『検索エンジン最適化(SEO対策)』や『WEBデザイン』に関しまして、ファイブスターコーポレーションではクリエイティブ事業部にてホテル特化型のホームページ制作を承っており、『ソーシャルメディアの活用』に関しましてもSNS運用代行サービスを行うチームもございます。気になることがございましたらお気軽にお問合せください。
【HP制作のご案内-ファイブスターコーポレーション】
https://fivestar-corporation.co.jp/service/creative
【4】運用方法③施設情報や魅力などをまとめてもらう
宿泊施設でWEB販売などを担当していると、施設のことだけでなく周辺施設などの情報をまとめることもあるかと存じます。その際にHPにある情報のコピペをする、あるいは自分なりの言葉でまとめるも時間がかかる、ということが多いかと思います。
しかしChatGPTをうまく活用すればそのままの情報のコピペでもなく、時間もかからずまとめることが可能です。
今回は美ら海水族館と首里城公園についてその魅力をまとめるよう指示します。
200字にまとめてと文字数を指定したところ実際の文字数は214字でした。今回は追及はしませんでしたが機械学習を重ねてより細かい指示による精度の高い回答を得ることも可能になるかもしれません。
ChatGPTは先述の通りこちらからの指示だけでなく会話形式でできることを確認しつつ情報を求めることや細かな指示・データを提供することでChatGPT自体の学習が可能ですので、自身の事業や業務に合う活用方法を模索し、運用してみてはいかがでしょうか。
【5】おわりに
さて、今回はChatGPTの運用方法を簡単にではございますが紹介いたしました。施設によって施設の持つ魅力や取り巻く環境、抱える課題など様々だと存じます。
そこでプラスαの従業員として人工知能ツールを運用し、業務の改善・効率化・生産性向上などを図ってみてはいかがでしょうか。この記事が少しでも参考になれば幸いです。
気になる方は是非ご利用してみてください。
▼ChatGPT公式サイト▼ https://chat.openai.com/auth/login
今回もご覧いただきありがとうございました!