こんにちは、ファイブスターコーポレーションです。
インバウンド需要が加速している昨今、国内予約サイトでもインバウンド向けに力を入れ始めるサイトが増えてきました。
この度一休.comでも、インバウンド需要を鑑み、一休.comの情報を8ヶ国語に自動翻訳する「多言語対応機能」のリリースを発表しました。
一休.comでは、大きく分けて「一休.com」「Yahoo!トラベル」と2つのブランドがありますが、比較すると一休. comでの海外予約が多いとの理由から、多言語対応についてはYahoo!トラベル施設も「一休.com」ブランドに統一されて掲載されるとのこと。リリースは、2025年3月13日(木)11:00頃の予定となっています。(2025年3月12日現在)
そのため、一休.com施設も、Yahoo!トラベル施設も注目のリリースとなりますので、概要をご紹介したいと思います。
記事の目次
【1】対象言語は?
多言語対応機能として自動翻訳される対象言語については、下記の8言語となっております。
・英語
・中国語(簡体字)
・中国語(繁体字)
・韓国語
・タイ語
・マレーシア語
・インドネシア語
・ベトナム語
▼サイトイメージ
ちなみに販売価格については、指定された通貨でのレート表示も可能になりますが、レート表示はあくまでも参考料金となり、決済自体は日本円で行われます。
【2】国内サイトと異なる主な項目
国内サイトの仕様と異なる点としては、下記となります。
項目 | 詳細 |
ポイント | 即時利用のみ可能 |
クーポン | 利用不可 |
決済 | カード決済のみ可能(※カード認証エラーが発生した場合は、現地決済へ切り替わる場合あり) |
プラン | 「カード・現地決済併用」「カード決済専用」プランのみサイトへ掲載 (現地決済専用プランは掲載なし) |
予約 | 予約時入力で使用できる言語は「日本語」「英語」の2言語 |
予約 | ゲスト側での予約変更は不可(取消のみ可) →変更の場合、施設側での対応が必要 |
予約 | 住所の入力は不要(海外の住所を確認することが出来ないため) |
予約 | 有効な電話番号の入力必須(予約完了時、SMS認証またはコール認証が必須) |
クチコミ | 投稿不可 |
表内以外でも、下記の異なる点があります。
●ページ関連
特集ページ、テーマページの翻訳対応は実装されない予定とのことなので、多言語対応の一休.comにおいては導線自体がないイメージとなります。
●プラン掲載について(一休.com掲載施設様)
一休.comでは、プランの販売先をYahoo!トラベルのみへ絞っての販売が可能ですが、多言語対応の一休.comにおいては、プラン編集画面で対象サイトを「Yahoo!トラベル」のみと設定している場合でも、プランが掲載されます。
ただしこちらに関しては、施設側での管理画面操作はできないのですが、一休.com側において設定が可能とのことなので、問い合わせベースで対応していただけそうです。
●プロモーション関連
プロモーションの設定にて、対象サイトを「Yahoo!トラベル」のみに設定している場合でも、多言語対応の一休.comにおいてはプロモーションが適用されるとのことなので、対象を絞りたい施設様は注意が必要です。
また、多言語対応の一休.com において、Yahoo!トラベル原資のポイント負担はございません。
その他、プライス最適化プログラムは、多言語ページへも適用されます。
【3】施設ガイド(施設ページ)について
多言語対応の施設ガイドページの画像表示につきましては、日本語版の「一休.com」の仕様ではなく、「Yahoo!トラベル」と同様の5枚表示仕様となります。
また、下記のような対応不可事項もございます。
画像変更依頼について:「日本語サイトのみ」 または「多言語対応サイトのみ」の対応は不可
テキスト変更依頼について:自動翻訳のため言語別の修正対応は不可
【4】リリース前に対応必須!英訳施設名のチェック
今回の多言語対応については、自動翻訳となるため、プラン登録などの販売に関わる施設様側での対応は特にない仕様となっていますが、施設名については事前に確認しておくことをおすすめします。
現在、あらかじめ「施設名称 英語」の欄には、自動翻訳済みの情報が入力されていますが、意図していない翻訳になっている可能性もあります。
特に、ホテル名の英表記がローマ字訓令式表記と異なる施設は注意が必要です。
施設名称については、基本的にはどの言語であっても、設定した「英語」での名称が表示されますが、韓国語/中国語(簡体字・繁体字)の施設名称については、施設管理画面で登録・変更が可能です。
タイ語/マレーシア語/インドネシア語/ベトナム語の4言語については、自動的に英語表示となります。また、登録可能な言語が未登録の場合にも、自動的に英語表示となる仕様となります。
確認・登録・修正手順
▼管理画面遷移:管理画面TOP > 基本設定 > 施設情報
デフォルトの「施設名称 英語」をご確認の上、修正の必要があればこちらから変更いただければと思います。
【5】Yahoo!トラベル施設 予約画面の変更点
Yahoo!トラベル掲載の施設様については、通常、予約一覧で「予約元サイト」欄には Yahoo!トラベル と表示されているかと思いますが、多言語対応から入ったご予約に関しては、下記のように[空欄]となります。
こちらで見分けられるため、知っておくと便利です。
【6】さいごに
いかがでしたでしょうか。
インバウンドは年々増加しており、今後も伸びていくことが予測されるため、しっかり準備しておくことをおすすめします。
弊社では施設様に合わせた効果的な設定方法をご提案、設定までサポートさせていただいておりますので、煩わしい登録や設定はぜひお任せください。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。