こんにちは、ファイブスターコーポレーションです。
突然ですが、みなさんは旅行に行かれる際どのように情報を集めていますか？
以前はガイドブックを見たり、検索エンジンからキーワード検索し情報を集めるのが一般的でした。しかし近年は、SNSやChatGPTなどの普及により情報収集の幅が広がり、より手軽に情報を得られる時代になりました。何かを調べるとき、検索エンジンではなくSNSを無意識に開いて検索する方も多いのではないでしょうか？
今回は、スマートフォンの利用実態の変化とAIの普及に伴う無人サービスへの意識についてお話ししていきます。
【1】変わる情報収集の方法
JTB総合研究所が2024年12月に発表した調査結果によると、検索エンジンでのキーワード検索が情報検索の手段として最も高く、81.7％を占めています。一方で、地図アプリや動画投稿サイトの利用も4割を超えており、情報収集の方法が多様化していることが分かります。
さらに、ChatGPTなどの生成AIによる検索は全体の9.7％、29歳以下の男性では17.5％に達し、AIの進化とともに今後ますます利用が広がることが予想されます。また、スマートフォンでよく使う機能の順位にも変化が見られ、「電話」は4位から9位に順位を落とし、「地図アプリ」が初めて電話を上回る4位となりました。動画投稿サイトも5位にランクインしており、従来の検索エンジンに依存しない情報収集の傾向が強まっています。
次に、大きく順位を上げた「地図アプリ」について見ていきます。
地図アプリの使い方を調査した結果では、「行きたい場所を検索し確認する」が最も多く、ルート案内よりも検索ツールとしての利用が増えていることがわかりました。さらに、地図アプリを使ってお店の情報や現在地周辺を調べたり、行きたい場所をピン止めする機能の利用も増加傾向にあります。地図アプリが単なるナビゲーションツールにとどまらず、情報収集の重要な手段になっていることが分かります。
地図アプリの活用が増えている今、集客強化につなげる為にMEO（マップエンジン最適化）対策を見直すことも重要になっていきそうですね。弊社ではMEO運用代行サービスも行っており、過去にＭＥＯ対策の基本と重要性に関する投稿もしておりますので、興味をお持ちの方はぜひそちらもご覧下さい。
出典：https://www.tourism.jp/tourism-database/survey/2024/12/smartphone-2024//
【2】無人サービスの普及
次にAI技術の発展とともに増えてきた、無人サービスについて見ていきます。
調査ではＡＩサービスの利用経験は約49％とほぼ半数に達しており、生活の中にAIが浸透してきていることがわかります。
旅行関連のAIサービスを利用した人からは「自分では思いつかないことを提案してくれる」が前年より大きく上昇しており、それだけAIの精度が向上してきたことを示しているのではないでしょうか？プラン作成や施策を考える際、AIを活用することで新たな視点を得られるのではないでしょうか。
一方で、無人サービスの利用意向には世代間のギャップが見られます。39歳以下の世代は無人サービスを積極的に利用する傾向がある一方で、40歳以上では慎重な姿勢が目立ちました。
特に利用意向が高かった無人サービスは、「自動会計」「タブレットでの注文」「観光施設の自動入場」「入国審査の自動化」となっており、手続きの効率化が期待されるサービスほど、利用意向が高いことがわかります。
【3】旅行業界に求められる対応と課題
検索エンジンだけでなく、地図アプリ・動画サイト・AI検索・SNSなど、情報収集の手段はますます多様化しています。旅行業界もこの変化に柔軟に対応し、ユーザーのニーズに合った情報提供が求められます。また、情報の正確性を確保するために、ソースの明記やファクトチェックの徹底も重要です。
また、近年様々な場所で無人サービスや自動化のサービスを受けることが増えてきました。実際ホテルでも無人チェックインの導入が進んでおり、検討されている施設様も多いのではないでしょうか。無人サービスや自動化の導入を進めるにあたり、利用者の不安を解消するためのサポート体制を整えることも重要です。
▼具体例
「安心感を与える仕組みの導入（チャット対応・カスタマーサポートの充実など）」
「簡単で直感的な操作性の確保」
「スタッフによるサポートとのハイブリッド運用」
【4】さいごに
スマートフォンやAIの活用により、これまで以上にスムーズな旅行が可能になっており、今後、AIを活用した旅行サービスはさらに発展していくと考えられます。
宿泊施設としても業界の変化に対応し、最新の技術やトレンドを柔軟に取り入れることが重要になってきました。
弊社ではWEB販売のサポートを始め、無人チェックインシステムの導入・MEO対策のサポートなども行っており、施設様に合わせた提案をさせていただきます。
自分の施設にも導入できるの？ まずはどこから始めるべき？ など施設運営や集客に関するお悩みがあれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました！
