早速ですが、今回は国内OTAの子供料金設定についてのお話です。
皆さまは子供料金の設定によって施設ページの露出が大きく変わることをご存知でしょうか??
実は子供料金の設定により予約獲得のチャンスを逃している施設様が多いのです!
今回は検索結果での露出に関して、楽天トラベルでお子様連れのユーザーが検索を掛けたときの結果を例にご説明します!
①検証条件
下記の条件で検索をした場合、表示される施設数を検証します。
《検証サイト》
・楽天トラベル
《検証エリア》
・沖縄県那覇市
《検証日》
・2018年5月18日
《宿泊対象日》
・2018年5月30日からの1泊(表示される施設数が比較的多い日を選びました)
《宿泊人数》
・大人2名
・大人2名+小学生(高学年)
・大人2名+小学生(低学年)
・大人2名+幼児(食事・布団付き)
・大人2名+幼児(食事のみ)
・大人2名+幼児(布団のみ)
・大人2名+幼児(食事・布団なし)
・大人3名
②検索結果
まずは表示される施設数が1番多いであろう【大人2名】での検索結果です。
この条件では180件の施設が表示されます。
続いて【大人2名+小学生(高学年)】と【大人2名+小学生(低学年)】の検索結果がこちら
どちらも107件の施設が表示されます。
小学生は高学年/低学年ともお部屋の定員人数にカウントされるため3名以上受け入れられる施設しか表示されないため表示件数が減少しております。
では同じく定員が3名以上のお部屋でしか受け入れられない【大人2名+幼児(食事・布団付き)】はどうでしょうか
なんと!一気に35件まで減ってしまいました!
表示施設数が少ない=検索結果上位に表示されやすくなりますので3名定員のお部屋があり、食事も提供できる施設は設定の見直しをオススメします!
残りは一気にいきます!
【大人2名+幼児(食事のみ)】
【大人2名+幼児(布団のみ)】
【大人2名+幼児(食事・布団なし)】
【大人3名】
③結果まとめ
それぞれの条件での検索結果のまとめです。
検索条件 | 表示件数 | 部屋定員 | 食事の有無 |
---|---|---|---|
大人2名 | 180 | 2 | 有り無し含む |
大人2名+小学生(高学年) | 107 | 3 | 有り無し含む |
大人2名+小学生(低学年 | 107 | 3 | 有り無し含む |
大人2名+幼児(食事・布団付き) | 35 | 3 | 有りのみ |
大人2名+幼児(食事のみ) | 34 | 2 | 有りのみ |
大人2名+幼児(布団のみ) | 66 | 3 | 有り無し含む |
大人2名+幼児(食事・布団なし) | 143 | 2 | 無しのみ |
大人3名 | 115 | 3 | 有り無し含む |
大人2名(朝食付き絞込み) | 90 | 2 | 有りのみ |
大人3名(朝食付き絞込み) | 60 | 2 | 有りのみ |
お子様の受入そのものを制限している施設もあるかと思いますが、
大人3名(朝食付き絞込み)では60件表示されるのに対し、
大人2名+幼児(食事・布団付き)では35件しか表示されなかったりと、子供料金の設定次第ではもっと露出されるであろう施設様もあるように感じます。
まとめ
今回の検証は那覇エリアで行いましたが、
那覇市はこの子供設定による表示件数のズレが少ない方のエリアで、
その他のエリアや県外を見るともっと差が大きかったです。
また、検索条件に1プランでも該当する場合に露出される施設数を調べましたが
表示される施設でもプラン全体での正しい設定が統一出来ていない施設様も実は非常に多いです!
お子様連れの予約が増える夏に向けていま一度子供設定を見直し、
どんな検索条件でもしっかりと表示されるように整えておきましょう!
では次回は
子供料金設定を進めていくと浮かび上がる次の疑問、
・大人料金と子供料金は分けるべき?
・子供料金は《○○円》と《○○%》どっちがいいの?
・料金算出人数に《含める》《含めない》何がどう変わるの?
について書きたいなと思います!
ではでは
次の記事はこちら
【第2回】子供料金設定の大切さ~子供料金の考え方編~