今回は、WORDPRESSのテーマについて書きたいと思います。
【テーマとは】
テーマとは、デザインや更新機能などが備えられたパッケージみたいなもので、
WORDPRESSでページやサイトを表示させるために使います。
テーマには種類があり大きく分けて3タイプのものがあり、それぞれメリット・デメリットをざっと紹介します。
タイプ1 WORDPRESSに標準で付いているデフォルトのものやネット上で配布されている無料テーマ
・見た目がシンプルでブログ向けのものが多い
・どちらかというと個人向け
・カスタマイズがしづらい
タイプ2 HTMLなどの知識が無くても作れる有料テーマ
・あらかじめ作られたレイアウトに文字や画像を当て込むことで簡単にサイトが作れる
・沢山あるデザインの中から選べる
・ある程度自由度はあるが、思うようにカスタマイズしにくいこともある
タイプ3 完全にゼロベースからサイトを構築するオリジナル(自作)テーマ
・思いどおりのサイト構築が可能
・カスタマイズの自由度が高い
・ゼロから作るため制作費が高額
ちなみに、制作の現場では有料テーマかオリジナルテーマを用いることがほとんどです。
【テーマはバージョンアップされる】
WORDPRESSは不具合の改善や、プログラムの調整、セキュリティーの向上、機能性の向上などの為に定期的にバージョンアップが行われています。
そのバージョンアップで新しくなったWORDPRESSに対応させるため、サイトで使用しているテーマ、特に無料テーマや有料テーマもバージョンアップが行われます。(テーマによりますが)
※WORDPRESS、テーマのバージョンアップは自動更新、または手動で行うことができます。
【テーマのカスタマイズを行うときの注意点】
制作の現場では、クライアント様のご要望によってテーマをカスタマイズすることがよくあります。
そのとき注意しなけらばならないのがテーマのバージョンアップ。
特に有料・無料テーマのファイルを直接カスタマイズすると、テーマのバージョンアップの設定が自動更新になっている場合、編集した内容が消えていまうのです。
せっかくカスタマイズしたファイルが全部上書きされてしまい、デザインや機能が元に戻ってしまうというわけですね。
そこで、自動更新が行われたことに気づいたときには、”時すでに遅し”、、
という事態を避けるために役に立つのが「子テーマ」です。
【子テーマってなんやねん?】
子テーマがあるってことは、親もあるの?っていわれそうですが、はい、あります。
「親テーマ」は、もとのテーマ、つまり本体となるテーマのことで、基本的に親テーマがあればサイトは作れ、表示できます。
「子テーマ」は、親テーマ本体のファイルを触らずに、カスタマイズができる専用のテーマです。
親子関係という考え方からだたそう言われているようです。(笑)
子テーマはカスタマイズ専用のため、親テーマがバージョンアップされても、影響を受けないので、特に有用・無料テーマでのカスタマイズにはもってこいの便利なヤツなんです。
子テーマの立ち上げにはひと手間かかりますが、一度インストールしてしまえば、テーマの初期化を心配することなくカスタマイズをガンガン行うことができます。
親テーマでもカスタマイズしても良いのですが、WORDPRESまたはテーマがバージョンアップした際のリスクを考えると子テーマでのカスタマイズがベターということです。
以上、ざっくりですがWORDPRESのテーマの種類や特徴、テーマのカスタマイズについてのお話でした。